サイディングのコーキング

目次

コーキングとは、サイディング同士の継ぎ目(目地)部分に充填されるパテ状の樹脂です。その他、コーキングは外壁や屋根のひび割れの補修にも使用されることがあります。

サイディングのコーキング

主に

  • ・建物の4隅角状のサイディングとパネル状のサイディングの間
  • ・窓や玄関ドアの周囲
  • ・軒下

などに使用されます。

コーキングの種類

コーキング剤には1成分形と2成分形の2種類があり、硬化方法が異なります。1成分形は空気中の水分と反応して自然に硬化します。2成分形は基材と硬化剤を混ぜて攪拌することで化学反応が起こり硬化します。1成分形はカートリッジ型が主流ですが、2成分形を使用するには専用の撹拌機やコーキングガンが必要となります。コーキング工事をする際には、用途や壁材の種類、コーキング剤の使用量によって2種類を使い分けます。

コーキングの種類

基本的にコーキング自体は外壁の中でも限られた部分であり、デザイン的には外壁塗装の色合いから塗装業者が選定していきます。コーキングの部分だけ特別な色を選択することもできますが、全体的に見た際に違和感を覚えてしまったりすることが多いので、オススメはできません。基本的には塗装業者にお任せいただいても差し支えないとお考えください。

コーキングの劣化について

コーキングは塗りたての際は弾性がありますが、経年と共に劣化していきます。特に劣化しやすい場所は次の通りです。

建物2・3階部分
コーキングの劣化について
建物の上部は、日当たりが良く、紫外線によって劣化が早まる傾向にあります。1階のコーキングはひび割れていなくても、上層階は劣化してしまっているケースもあります。
日当たりが極端に悪い勝手口、犬走り
コーキングの劣化について
日当たりの悪い場所では、カビや藻などが発生する場合があります。コーキングにもカビが発生した場合、防水性など本来の機能を失ってしまうことがあります。
海沿いなど沿岸地域
コーキングの主成分はシリコンや変成シリコン、ポリウレタンなどです。塩分を含んだ潮風により劣化が早まることがあります。
コーキングが劣化すると、隙間から湿気・水分が入り込み、家全体の寿命を縮めてしまいます。1箇所だけでなく、劣化が進んでいそうな場所から、コーキングの状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。

コーキングの施工手順

古くなったコーキングを剥がします。

古くなったコーキングを剥がします

カッターやペンチなどを使用して古いコーキングを可能な限り剥がします。その際、サイディング自体に大きな傷がつかないよう細心の注意を払いながら作業をします。
直近でコーキングを行なっているケースなど、現在のコーキングに劣化が見られない場合は、剥がさず上から彩色のために塗りたすこともあります。

マスキングテープで養生を行います。

マスキングテープで養生を行います

サイディングに凹凸がある場合、コーキングがはみ出ないよう念入りに行います。

プライマーと呼ばれるコーキングの下地を塗っていきます。

プライマーと呼ばれるコーキングの下地を塗っていきます

玄関ドアの隙間など、溝が深い場合は、バックアップと呼ばれるスポンジ状の緩衝材のようなものをあらかじめ設置し、その上からプライマーを塗っていきます。

コーキング剤を注入していきます。

コーキング剤を注入していきます

ガンと呼ばれるコーキングを注入する道具で溝を埋めていき、スポンジで溢れたコーキング剤を拭き取り、形を整えていきます。

養生テープを剥がして作業は完了します。

養生テープを剥がして作業は完了します

コーキングの作業日程の目安としては、一般的な戸建で3人のスタッフが作業して1日程度かかります。大きな戸建や窓の多い戸建、狭小地など作業が難航する立地では作業時間が伸びることがあります。
また、雨などの場合は作業を中断するため、天候によっても影響が生じます。予備日も含めて2〜3日程度が一般的な作業スケジュールと考えてください。

コーキングの名称について

コーキングはシーリングと呼ばれることもあります。外壁塗装においては、この2つの言葉はほぼ同じ意味合いを持ちますので、見積もりを比較する際などは同じ工程と考えていただいて結構です。

代表的な名称に以下のものがあります。

  • ・シール工事
  • ・シーリング工事
  • ・シーラント
  • ・コーキング工事

ページトップへ