外壁塗料の性能について

目次

外壁塗料の性能について

外壁塗料には建物の外壁を守るため、様々な機能性が付加されています。
それぞれの機能の内容についてご紹介いたします。

耐候性

耐候性とは屋外の天候にさらされても、変色や劣化を起こしにくい性質を指したものです。具体的には、日光(紫外線)や雨、気温の変動などによる変色やチョーキングの発生を抑える性能をもった塗料が当てはまります。
塗料メーカー各社は過酷な屋外環境を再現し、耐候性のテストをおこない一定の基準をクリアした商品に耐候性の表記を付与しています。耐候性のある塗料は、フッ素塗料やラジカル制御形塗料、無機塗料などの高品質塗料や、一部のウレタン塗料に付与されています。

耐候性のある塗料例
ウレタン塗料 水性ファインウレタン 日本ペイント
クリーンマイルドウレタ エスケー化研
アレスアクアレタン 関西ペイント
フッ素塗料 ファイン4Fセラミック 日本ペイント
クリーンマイルドフッソ エスケー化研
アレスアクアセラフッソ 関西ペイント
ラジカル制御形塗料 パーフェクトトップ 日本ペイント
エスケープレミアムシリコン エスケー化研
アレスダイナミックTOP 関西ペイント
無機塗料 アプラウドシェラスターNEO 日本ペイント
スーパーセラタイトF エスケー化研(超耐候性)
アレスダイナミックMUKI 関西ペイント(超耐候性)

高光沢性

光沢は塗料の塗り直しで期待される性能のひとつです。高光沢性は、他の塗料と比べ、高い光沢性を持つ機能を指します。
光沢のある建物は、より新しく、高級感を感じさせてくれますので、とくに外観の美しさにこだわりたい方にはおすすめの性能です。高光沢性の性能は、ラジカル制御形塗料に多く付与されています。

高光沢性のある塗料例
ラジカル制御形塗料 パーフェクトトップ 日本ペイント
エスケープレミアムシリコン エスケー化研

防カビ性

外壁にとってカビは大敵です。発生当初は表面だけですが、次第に根を張り、外壁自体の劣化に繋がってしまいます。防カビ性は最近の塗料には、ほぼすべてに付与されている基本的な性能です。

防藻性

カビと同様、藻類も外壁にとって大敵となる要素です。藻類は湿気をもつため、繁殖すると壁の劣化に繋がります。またカビを誘発する恐れもあるため、早めに防ぎたい症状です。防藻性も防カビ性と同様に現在ほとんどの塗料で付与されている機能です。

超低汚染性/低汚染性/耐汚性

汚染に強く、汚れが落ちやすい性能を持つのが、低汚染性や耐汚性の塗料です。一般的には 耐汚性<低汚染性<超低汚染性 の順に汚れに強くなります。汚染物質の付着を防ぎ、また雨による自浄機能を兼ね備えているものも多く、水洗いで汚れが落ちやすいのも特長です。
高級塗料になるほど超低汚染性を持つ塗料が多くなります。通常の戸建てはもちろん、幹線道路や都市部など空気の汚れが気になるエリアの方は、超低汚染性の性能の有無を確認いただくのがおすすめです。

耐汚性、低汚染性、超低汚染性のある塗料例
アクリル塗料 水性コンポアクリル エスケー化研 (耐汚性)
ウレタン塗料 クリーンマイルドウレタン エスケー化研(超低汚染性)
シリコン塗料 水性シリコンセラUV 日本ペイント(低汚染性)
クリーンマイルドシリコン エスケー化研(超低汚染性)
セラMシリコンⅢ 関西ペイント(超低汚染性)
フッ素塗料 ファイン4Fセラミック 日本ペイント(超低汚染性)
クリーンマイルドフッソ エスケー化研(超低汚染性)
アレスアクアセラフッソ 関西ペイント(超低汚染性)
ラジカル制御形塗料 パーフェクトトップ 日本ペイント(低汚染性)
エスケープレミアムシリコン エスケー化研(低汚染性)
アレスダイナミックTOP 関西ペイント(超低汚染性)
無機塗料 アプラウドシェラスターNEO 日本ペイント(超低汚染性)
スーパーセラタイトF エスケー化研(超低汚染性)
アレスダイナミックMUKI 関西ペイント(超低汚染性)

遮熱性

屋根用塗料で多く見られる性能のひとつが遮熱性です。遮熱性とは太陽光による外壁や屋根の温度上昇を抑える働きがあるものを指します。建物内の温度上昇を抑えることにもつながるため、夏場の省エネ対策にもつながります。外壁塗料にも遮熱性を持たせる場合は専用の塗料を選定する必要がありますが、種類が限られ、費用も高額になってしまいます。遮熱性以外の機能性やコストも合わせて検討されることをおすすめします。
また、似た名称に熱の移動を抑える断熱性という言葉があります。冬の室内を温かく、また夏の冷房効率を上げる断熱性ですが、外壁の場合、断熱性能は壁材内部に断熱材を入れることで実現するのが一般的です。塗料だけで断熱性を実現するのは難しく、外壁塗料において断熱性を謳う商品はほとんどありません。(関西ペイント社のZウォールなど、一部の特殊な工法の場合にのみ表記されています。)

遮熱性のある塗料例
シリコン塗料 水性クールテクトSi エスケー化研
サーモアイSi 日本ペイント 屋根用塗料
アレスクール水性Si 関西ペイント 屋根用塗料
フッ素塗料 水性クールテクトF エスケー化研
サーモアイ4F 日本ペイント 屋根用塗料
アレスクール水性F 関西ペイント 屋根用塗料

透湿性

壁面内は外気と室内を隔てているため、結露や雨水の侵入などにより、湿気を帯びることがあります。湿気の充満が常態化すると、壁材の腐食やカビの発生など、壁やサイディング材の劣化に繋がってしまいます。透湿性のある塗料では、この湿気を逃がしやすい性能を持っており、劣化やカビの発生を抑えます。日当たりの悪い敷地など、湿気が比較的溜まりやすい敷地の戸建てには透湿性を持つ塗料がおすすめです。

透湿性のある塗料例
アクリル塗料 オーデグロス 日本ペイント
ウレタン塗料 水性ファインウレタン 日本ペイント
クリーンマイルドウレタン エスケー化研
シリコン塗料 クリーンマイルドシリコン エスケー化研
フッ素塗料 ファイン4Fセラミック 日本ペイント
クリーンマイルドフッソ エスケー化研
無機塗料 アレスダイナミックMUKI 関西ペイント

高弾性

高弾性とは、塗料自体がゴムのように伸び縮みする弾性の性能をもつことを指します。弾性のある塗料を使うことで、特にモルタル壁などで見られるクラックが発生しても、塗料がクラックを覆い隠し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。
建築年数の長くなったモルタル外壁の戸建てにおすすめの塗料です。ただし、クラックの発生自体を防ぐ機能ではないことに注意が必要です。現在主流の窯業系サイディングでは、壁面内の湿気を逃がすことができないなどの理由から、高弾性の塗料は使用実績が減少傾向にあります。

高弾性の塗料例
フッ素塗料 DANエクセル水性フッ素 日本ペイント
アレスアクアセラフッソ 関西ペイント

難燃性

塗料を塗ることで壁材を燃えにくくする機能を難燃性と言います。特に無機塗料は、有機塗料と比べて配合された塗料成分が燃えにくく、難燃性を持つものが多くあります。難燃性を謳うためには、国の認める基準をクリアする必要があります。
ただし、塗料自体が有機成分を含んでいるため、全く燃えないというわけではありません。火事が全く起きないという性能ではないので、過度な信頼は禁物です。あくまでも付加価値の一つとして認識ください。

難燃性のある塗料例
アクリル塗料 オーデグロス 日本ペイント
水性ケンエースグロス 日本ペイント
アレスアクアグロス 関西ペイント
水性エコファイン エスケー化研
ウレタン塗料 水性ファインウレタンU100 日本ペイント
アレスアクアレタン 関西ペイント
無機塗料 アプラウドシェラスターNEO 日本ペイント
アレスダイナミックMUKI 関西ペイント

耐薬品性

耐薬品性とはアルカリ性や酸性といった薬剤にも耐えられる塗料を指します。工場が近所にある場合などでは耐薬品性の塗料は有効です。
一般的な戸建て住宅では、特に求められる性能ではないため、付加価値の一つと認識ください。

耐薬品性の塗料例
アクリル塗料 アレスアクアグロス 関西ペイント

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