モルタルの塗装方法

目次

古くからの建築外壁として使われてきたモルタル

古くからの建築外壁として使われてきたモルタル

モルタルとはセメントに砂や水などを混ぜてつくる建築素材です。戦後から高度経済成長期の日本の戸建て、ビルやマンションのほとんどはこのモルタル外壁が主流でした。
その後サイディングが普及し、戸建ての外壁材としてはかなり減少しているものの、現在でも一部の新築で採用されることもある素材です。
モルタルは耐久性、耐火性に優れており、また曲線などの表現も可能なことから、建物の外壁材としては機能的で汎用性の高い材料です。

モルタル外壁の特長

モルタル外壁の特長は、耐久性などの機能面だけでなく、サイディングでは表現しづらい様々なデザインの形状に合わせて施工ができるという点にあります。曲線や多段の形状の外壁では、今でもモルタル外壁を採用するケースが多く見受けられます。
こだわったデザインの外観だからこそ、塗装の際は色やデザインにもこだわりたいところ。建物の雰囲気に合わせて、素敵にコーディネートしてください。

モルタル外壁は外壁塗装が特に大切

モルタル外壁の大敵となるのはひび割れです。サイディングと異なり、モルタル外壁は経年や地震などによって壁面表面に亀裂が入ることがあります。そのまま放置すると、雨水や外気によって壁の内側までダメージが浸透してしまう恐れがあります。そうならないためにも、定期的な診断と補修が必要不可欠になります。
外壁塗装では、このモルタル外壁の補修を合わせて行います。建物自体の寿命をより長くするためにも、外壁塗装を定期的にご依頼ください。

塗装の目安

モルタル外壁では以下のサインが出ると塗り替えを検討する時期にあたります。

  • チョーキング
  • カビ・藻の発生
  • 塗膜の剥がれ、膨れ

塗膜の剥がれなどが出てきている場合は塗装劣化がかなり進んだ状態ですので、早めの外壁塗装をおすすめいたします。できればチョーキングが出てきている時点で、塗装についての検討を始めてください。特に築年数の経過した家屋では、外壁の傷みがダイレクトに室内へ伝わり、熱効率の低下や漏水、カビの発生などにも繋がります。
建物に長く住むためにも、外壁の確認は念入りかつ定期的に行ってください。

モルタル外壁の塗装工程

モルタル外壁の塗装工程

モルタル外壁の塗装は以下の施工工程になります。

施工工程

  1. 外壁の状態や補修が必要な箇所を確認します。
  2. 足場を設置します。
  3. 表面の古い塗料や汚れを高圧洗浄で洗い落とします。
  4. ひび割れなど劣化が見られる部分を補修します。
  5. 雨樋やシャッターボックスなど外壁の付帯物を養生します。
  6. 下塗りをおこないます。
  7. 中塗り、上塗りを行います。
  8. 足場を撤去します。

モルタル外壁では、壁面に亀裂などが入っている場合の補修作業が他の外壁と異なる工程になります。
古い家屋や、塗料の劣化が進んでいる家屋では補修範囲が広くなることもあり、工期もその分長くなることがあります。

モルタル外壁におすすめの塗料の種類

シリコン塗料

耐用年数

8~10年

代表的な塗料

日本ペイント 水性シリコンセラUV、エスケー化研 クリーンマイルドシリコン、関西ペイント セラMシリコン3

シリコン塗料は現在主流の塗装剤としては比較的安価な塗料です。その分高機能な塗料と比べて耐用年数も短めとなっています。築年数の経過したモルタル外壁には、シリコン塗料がおすすめです。
壁面のメンテナンスを短期サイクルで行うことで、経年による破損の早期発見と補修に繋げていく考えです。その他、防汚や遮熱など様々な機能性が付加された塗料を選択することで、住まいに機能的をプラスすることもできます。
長期的なコストでは割高になるケースもあるため、1回の塗装コストではなく、メンテナンス計画にマッチしているかを考えてお選びください。

フッ素塗料

耐用年数

10~14年

代表的な塗料

日本ペイント ファインフッソ、エスケー化研 弾性セラタイトF、関西ペイント アレスアクアフッソⅡ

モルタル外壁の初めての外壁塗装なら、フッ素塗料がおすすめです。高耐久のフッ素塗料がモルタル外壁を保護し、劣化やひび割れを防いでくれます。またシリコン塗料よりも高い防汚性を示しており、美しい外観を長く保つことができます。
経年による劣化が少ない場合は、フッ素塗料のような、耐用期間の長い塗料を選ぶことで、機能面とコストパフォーマンス面両方を高めることができます。デザイン性やご自宅の耐久性を長く保ちたい場合は、フッ素塗料をお選びください。

ラジカル制御形塗料

耐用年数

12~15年

代表的な塗料

日本ペイント パーフェクトトップ、エスケー化研 エスケープレミアムシリコン

モルタル外壁の高機能、高耐久の外壁塗料の選択肢としては、ラジカル制御形塗料もおすすめです。フッ素塗料同様、比較的築年数の浅いお住まいには、ラジカル制御形塗料を塗装することで外壁の劣化を最小限に食い止めることができます。
費用的にもフッ素塗料と比べると安く、シリコン塗料と比べて耐用年数も長いため、コストパフォーマンスを重視した方はラジカル制御形塗料をお選びください。

その他、よりメンテナンス頻度を上げ、1回あたりのコストを抑えたい場合は、アクリル塗料やウレタン塗料、耐用年数をより長くのばしたいという方には無機塗料も塗装が可能です。
モルタル外壁は幅広い種類の塗料が使用可能ですので、建物の状況やご家族のライフプランに合わせて、塗料をお選びください。

モルタル外壁を長く利用いただくために

モルタル外壁は耐火性や耐久性に優れた外壁ですが、メンテナンスを怠ると劣化が進行し、建物自体の寿命を短くしてしまう可能性があります。そうならないためにも、取り扱いには十分注意が必要です。

軽度なひび割れの補修

モルタル外壁の大敵であるひび割れ。放置するとその隙間から雨水や埃が侵入し、外壁内部の劣化を進めてしまいます。ひび割れは外壁の場合は幅0.3mm以下のものをヘアークラック、幅0.3㎜以上、深さが5㎜以上の場合は構造クラックとして位置づけられます。

ヘアークラック

ヘアークラックは、モルタルやコンクリートではほとんどの場合発生してしまう表面上の細かなひび割れです。塗り替え時に、シーラーやフィラーなどの下塗り材を塗布することでカバーできます。

構造クラック

構造クラックは、モルタル外壁自体に亀裂が入って雨水が侵入する可能性があり、補修が必要になります。塗装する前にコーキング材でひび割れ部分を埋めることで補修します。

1mm以上のひび割れ、剥がれ等の補修

モルタル外壁に1mm以上の大きなひび割れがある場合や塗装面の剥がれなど大きな損傷がある場合は、早めの修復が必要になります。外壁塗装業者へ依頼いただき、適切な処置を行ってください。

たかが小さな傷と思っていても、外壁は常に外気にさらされている場所。ひび割れから雨水が侵入すると、壁内の腐食や室内の雨漏りにつながります。お住まいを快適に、より長くお使いいただくためにも、塗装業者への依頼を検討してみてください。

さくら外壁塗装店では、モルタル外壁の塗装・補修を全国で承っております。
ご希望のお客様は無料のお見積りに伺いますので、お気軽にお申し付けください。

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