建物のデザインや配色、各色の特徴から選ぶ外壁塗装の色
目次
外壁塗装の色とデザイン
外壁塗装の色とデザイン
外壁塗装の色はどのようにして決めたらいいでしょうか。
「外壁塗装の際に今までとは違った色にすることで、模様替えを兼ねたい。」というご要望を多く頂きます。
10年ひと昔と言われるように、家のデザインもカラーリングのトレンドも目まぐるしく変わりますので、前回と同じ色にしただけでは、新しくなった気がしないばかりか、逆に少し古いイメージに仕上がる可能性も。
そうならないためにも、外壁塗装の際は配色にも気を配ってみてはいかがでしょうか。
今回は建物のデザインに合わせて今おすすめの配色をご紹介いたします。ご自宅のイメージに合わせて素敵な色に仕上げてください。
高級感・重厚感のある配色
ブラック、ダークブラウン

高級感・重厚感を求めるのであればダーク調の色を選ぶといいでしょう。ブラックやダークブラウンの色は外壁塗装でも多く見られます。特に金属系サイディングとダーク系の色は相性のいい色となっています。
日本家屋でも黒色は古来より取り入れられていたため、比較的馴染みやすく感じられるのではないでしょうか。ブラウン系も高級木材を彷彿とさせ、重厚感を感じさせてくれます。
色の濃い塗料は熱を吸収し、室内の温度が上がると思われる方もいらっしゃるかと思います。外壁塗装の塗料には遮熱性、断熱性の効果を発揮するものが多くあるので、配色によって大きく室内の温度が変わることはありません。
この配色の塗装事例
スポーツアウトドアな配色
ダークグリーン、ダークブルー

同じ濃い色の壁の配色でも少しトレンドを取り入れるならダークグリーンやダークブルーといった色にしてみるのもおすすめです。どちらも落ち着いた色でありながらスポーティーなイメージを与えてくれるので、アウトドアやマリンスポーツを楽しむご家族のイメージにぴったりです。
ダーク調の色の外観の場合は明るい色や原色とのコントラストもおすすめです。ポストに差し色となるものをもってきたり、白の土間コンクリートと合わせたりすることで、家全体のデザインが引き締まります。
この配色の塗装事例
洗練されたデザインの配色
ホワイト、モノトーン

ホワイト系やモノトーンの配色の外観は、洗練されたデザイン性を感じさせてくれる色です。シンプルでありながら建物全体のデザインを際立たせ、スタイリッシュな雰囲気に仕上げてくれます。
少し優しい雰囲気を加えたいならアイボリーなどの色を取り入れるのもいいかもしれません。
モノトーンやホワイト系の配色は陸屋根や片流れ屋根など直線的なデザインの家との相性がいいのも特長です。
この配色の塗装事例
優しい雰囲気のある配色
ライト系、ペール系

少し明るい色のライト系、ペール系の色は、外壁に取り入れることで優しい雰囲気にすることができます。明るく清楚なイメージのペール調の色は、かわいく優しい雰囲気の家にしたいときにぴったりの配色です。
単色では少しぼやけてしまう印象を与えてしまうので、白や黒、濃い茶色などを差し色にすることで、まとまった雰囲気に仕上げることができます。まだまだ取り入れている家も少ないので、個性を引き出す色として使うのもおすすめですよ。
この配色の塗装事例
親しみやすい配色、自然色
ブラウン系

ブラウンなど自然に近い色味の外壁は優しさと親しみやすさを感じさせてくれます。ナチュラル系のかわいい外観にしたいときには明るいブラウンを選ぶといいでしょう。濃い色は前述のとおり高級感が強くなりますので、明るさがポイントになります。植栽などの緑との相性がいいのも自然色の魅力です。
シンボルツリーや生垣、芝生などと組み合わせれば、より一層家全体のまとまりを感じられることでしょう。ブラウンだけでは少し地味に感じてしまう場合は、白の差し色を加えたり、濃淡をつけたりすることでより立体的な色使いがメリハリを与えてくれます。
この配色の塗装事例
個性や独創性を感じる配色
原色系

原色や蛍光色の色は取り入れる方が多くないため、個性を光らせるにはぴったりの色です。ただし赤や黄色といった原色だけの配色はかなり目立つので、黒をベースに差し色として使うなどが一般的です。
少しトーンを抑え目にすることで、派手になりすぎず個性的な外観に仕上げることができます。
もちろん原色や蛍光色だけの配色で塗装することも可能です。特にトタンや金属系サイディング、モルタルの壁面では、原色を用いることでエッジの効いた外観に仕上げることができます。
この配色の塗装事例
外壁塗装の人気色ランキング
さくら外壁塗装の今までの施工実績を元に、人気の色ランキングを作成しました。外壁塗装の人気色ベスト5に加え、ツートンカラーの人気配色ベスト3もご紹介しています。
どの色にしようか迷われているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
カラーシミュレーションのご紹介
外壁塗装では、色は1件1件オーダーメイドで調合するのが一般的です。配色次第で様々な印象に変わります。外壁塗装の際は、次の10年どんな雰囲気の家に住みたいのか。ご家族ともよく話し合って、お気に入りの配色を見つけてください。
さくら外壁塗装では配色の参考にも使えるカラーシミュレーションもご用意しておりますので、是非ご利用ください。
外壁塗装の色選び・注意点
外壁塗装でもっとも重要な項目の一つが色選びです。そのお家の顔になるものですので、お家の形や周りの景観など、それぞれの個性に合った色を選ぶのが重要となります。
どのような色があるのか

まずすべきことは、現在のお住まいの外壁に使用されている色を知ることです。
例えば、白色にも種類があり、ブロークンホワイト、クールホワイトなど数種類の色が存在します。現在の住まいの外壁の色は、前回塗装をした外壁塗装の契約書や、仕様書、また新築の場合は設計図面等に記載があります。
次にすべきことは、外壁塗装において、どのような色があるか確かめることです。外壁塗装として塗られる色は一般的に30色程度あります。またご自身の希望する色に、オーダーメイドで調合することも可能です。自分が持っているイメージに一番近い色を探すことから初めてみましょう。
どのように選べばいいのか
自分がこんな色にしたいという思いがあり、その色を求める事も大切ですが、外壁塗装の色選びで重要なポイントは他にもあります。
1周りの景観との調和を考える

一部の市町村や地域には、法律によって建物の色づかいを制限している場合があります。代表的な例で言えば、京都などの歴史的な街並みある地域では、店舗の看板やロゴマークも色が抑えられています。建物の色は、その街並みや景観に合った色を選ぶことが望まれます。自分がこの色がいいからといって、あまりにも街並みから外れた派手な色にしてしまうと、地域から浮いた存在になってしまう可能性があります。
外壁塗装をすると。今後10年前後はその色のまま住むことになります。色を考えるときは、あなたが住んでいる町の景観のことも考えて、選択しましょう。
2汚れや傷がついてしまうことを考える

外壁に汚れや傷がついてしまう理由は様々です。大気汚染、湿気によるカビ、排気口からの油分、鳥の糞や樹液、果樹による汚れなどがあげられます。どんな外壁でも、少なからずいつかは汚れてしまいます。
その汚れや傷が入ってしまったときに、一番目立たない色とはどれなのか。それは「グレー系統の色」です。グレーは無彩色でしかも中間色という特徴から傷や汚れが一番目立ちにくい色と言えます。
逆に目立ってしまう色とはどんな色なのか。
それは「黒」「白」です。黒に関しては、汚れの色とのコントラスト比が大きいため目立ってしまいます。「白」は汚れなどがついてしまった場合、やはりすぐに目立ってしまいます。真っ白な家というのは憧れますが、こういう問題も視野に入れて色を決めましょう。
汚れ・傷の目立たない色を使用した塗装事例のご紹介
3色見本だけでなく、
実際の施工写真から考える

日本塗料工業会が塗料用の色見本帳を出しており、それを見ながら好きな色を決めるという方法があります。
また、外壁塗装業者からA4サイズの色見本パネルを借りて、イメージしていくという方法もあります。
しかしこれらの方法では、家全体に色が反映されたものを見ることができません。
施工写真も一度目を通し、自分がしたい色が実際に家に塗るとどのようになるかのイメージを持っておきましょう。
4カラーシュミレーションで考える

さくら外壁塗装のカラーシミュレーション画面
web上のカラーシュミレーションを使用すると、瞬時にたくさんの色に変化させることができます。
さくら外壁のカラーシミュレーションでは、2トーンや屋根の色分けも可能ですので、是非ご活用ください。
屋根の色はどうしたらいいのか

外壁を変える時に同時に屋根の塗装もするケースが多いです。屋根の家選びで一番大切なことは外壁の色との相性が一番重要になってきます。
やはり同じ系統の色を選ぶのが無難であり、異なる色を選ぶと、どうしても違和感を覚えてしまいます。
屋根は昔から暗いダーク系の家が多いですが、その理由として、屋根を明るい色にしてしまうとかなり汚れが目立ってしまうからということが挙げられます。これらの点に気を付けて色を選びましょう。
屋根・外壁の色が同系統な塗装事例のご紹介
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塗り替え工事はなぜ必要なのですか?
家そのものを長持ちさせるためです。
屋外にあるものは日々風や雨、紫外線にさらされて劣化していきます。家に限らず車や公園の遊具、道路や橋などもそうです。
家に使われている素材(サイディングや鉄、モルタル、プラスチック等)そのものが傷まないようペンキを塗ることで保護をしていますが、その塗膜も同じように日々劣化していきます。
塗膜の劣化が進むとひび割れ
や剥離が生じたり、カビや藻が生えたりします。それを放置しておくと、家の劣化が進むことで雨漏りの補修やサイディングの張替、モルタルの補修など、多くの費用が必要になり、大切な家の価値も下がってしまいます。そうなる前にメンテナンスが必要です。
また、外観が綺麗になることで心理的な面でもプラスの効果が生まれます。お客様より「また新築気分を味わえた」や「綺麗になったから人を呼びたくなる」等のお声を多くいただいております。
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塗り替える時期かどうか分からないのですが、どうすればいいですか?
弊社では無償で現場診断を行い、御見積り提出時に合わせて現場診断報告書を提出いたします。
ご自身でチェックする場合、以下の方法がありますので参考にしてください。
手で擦ると白い粉や塗膜の色の粉が付く
塗り替えタイミング度
★★★★☆チョーキング(白亜化)と呼ばれる現象です。塗膜が紫外線や雨に曝されて劣化することにより起きます。比較的わかりやすい塗膜劣化のサインで、塗り替え時期の目安です。
経年で起こりうるものですが、耐候性の優れた塗料を用いることでチョーキングの発生=塗膜の劣化を遅らせることが出来ます。
チョーキングしている面を塗り替える場合は高圧洗浄が必須になります。
コケや藻が発生している
塗り替えタイミング度
★★☆☆☆日当たりの悪い面や水場近くで起こりやすい症状です。コケ・藻専用洗浄剤が市販されていますので、洗浄で綺麗になります。(もちろん、塗り替えた方が綺麗になります。)
洗浄は基本的に水洗いか、スポンジでやさしく洗ってください。スチーム洗浄機は塗膜や素地を傷めるので使用しないでください。
尚、塗膜が割れて素地が出てしまっている場合や、素材が木材の時は塗り替えをオススメいたします。
鉄部のサビ、塗膜剥離
塗り替えタイミング度
★★★★★塗膜がダメになり、素材が傷み始めています。ケレンで錆を落としてから塗装する必要があります。
目地シーリング(コーキング)
塗り替えタイミング度
★★★☆☆~★★★★★目地シーリング(コーキング)が痩せていないか、ひび割れがないか、切れていないかをチェックしましょう。痩せていれば増し打ちで充填可能ですが、ひび割れが発生したり、シーリングが切れているようであれば打ち替える必要があります。
下記画像(塗り替えタイミング度★★★★★の画像)はシーリングのひび割れから水が入り、サイディングが傷んでしまい釘穴から割れてしまった画像です。
塗り替えタイミング度★★★☆☆
塗り替えタイミング度★★★★★
雨漏りが発生している
塗り替えタイミング度
★★★★★塗り替え時に必ず雨漏りの元を探す必要があります。雨漏り源が見つからないまま塗り替えても、雨漏りは止まりません。しっかり補修をして塗り替えましょう。
外壁のひび割れや塗膜剥離
塗り替えタイミング度
★★★★★こうなると塗膜の意味がありません。早急に補修をする必要があります。
定期的なメンテナンスは、美観を良くするだけでなく建物を保護して大切な資産維持に不可欠なものです。気になることや部位がありましたら、お気軽にご相談ください。 -
傷んでない部分を除く等、塗装部位の指定は出来ますか?
可能です。しかしながら、塗装しない部分は今回塗装するところよりも先に劣化してしまいます。
屋根はあまり傷んでいないから、今回は外壁のみ…5年後、屋根が劣化したから外壁はそのままで屋根のみ…ということももちろん可能ですが、それぞれ足場を立てる必要がありますので、足場代が通常より多くかかってきます。
そのため基本的には全て塗り替えることを推奨しております。
総額での資金の準備がすぐにできない場合は、分割金利手数料無料のサービスもございますのでお気軽にスタッフまで申し伝えください。
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真っ赤、真っ青等の色指定は出来ますか?
メーカーのカタログに掲載されております標準色以外の色の塗装も可能です。ただし、薄い色に比べて原色の塗料は、経年による劣化が目立ちやすくなります。