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リシン仕上げの外壁塗装の特徴とは?吹き付け工法や塗替え、補修についても徹底解説
2024年1月25日更新 2024年1月15日公開
外壁の模様をこの写真のように丸く細かな粒子の凹凸がある外壁を見たことはありませんか?
これはリシン仕上げという工法で塗装された外壁です。つぶつぶのついた模様がレトロな印象に感じるのではないでしょうか。
実は、このリシン仕上げは歴史のある工法なのです。今回はリシン仕上げの外壁のお住まい、またこれからリシン仕上げを用いてお住まいを塗装したい方に向けてリシン仕上げの利点や欠点、メンテナンス方法などをご紹介します。
リシン仕上げは懐かしい雰囲気が魅力
現在築40年から60年の建物の多くはリシン仕上げであることが多いと言います。それはリシン仕上げが普及した年代が1960-1980年代だからです。
リシン仕上げの外壁は街のいたるところで見ることが出来ますが、古くからある団地や一軒家で見る機会が多いのではないでしょうか。
そんなレトロな印象が強いリシン仕上げですが、リシン仕上げの特徴やモルタル外壁とは何か、ご存知でしょうか。
リシン仕上げとは
1960-1980年代に最も一般的だったモルタル下地塗りです。
リシンとは、モルタル仕上げの外壁に用いられることが多い表面化粧材です。
リシン仕上げはモルタルの外壁に細かく砕いた石や砂などの骨材に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものを吹き付けて施工する仕上げ方法です。
粒粒したテクスチャは使用された骨材の材質や粒子の細かさで粒の大きさも柄も変わります。
モルタル外壁とは
リシン仕上げを行うモルタル外壁を説明していきましょう。
モルタルとは、セメントと砂を混ぜたものに水を加えて練り混ぜた材料のことです。
外壁をはじめとして様々な用途で用いられています。例えばブロックやレンガの接着剤やタイルの下地として用いられています。
モルタル外壁には様々な特徴があります。当然リシン仕上げの外壁にも当てはまります。
耐火性・耐久性に優れている
一番の特徴は耐火性能の高さです。モルタル外壁は原料が全て不燃性で、非常に燃えにくいという特徴があります。自然災害が発生した場合にも人体に対して有害なガスが発生しません。
モルタル外壁は耐火性・耐久性に優れているので住宅を不燃化させるために推進され普及してきたという歴史があります。
金属に比べて外気温に影響されにくい
モルタル外壁が普及する前、木造家屋以外に金属であるトタンを外壁に用いていました。
しかし、トタンは金属であり、外気温の影響を受けやすいため、夏は暑く冬は寒いという欠点がありました。
モルタル外壁は断熱性があるため外気温の影響されにくく、比較的快適に過ごすことが可能です。
特に昨今の温暖化は命に関わる熱中症患者を多く出しています。
モルタル外壁の家は築年数を重ねても快適な生活を過ごせる住まいです。
デザイン性が高い
モルタル外壁の特徴の一つとしてデザインを自由に決めることが出来、仕上げ方法に様々な種類があることが挙げられます。
今回紹介するリシン仕上げもモルタル外壁の仕上げ方法の一つです。
今はサイディング工法におされていますが、40年ほど前までは代表的な仕上げ方法でした。
木材やトタン、漆喰といった素材が占めていた世界にリシン仕上げの繊細な質感は画期的だったのではないでしょうか。
特に吹き付け工法は独特のざらざらとした感触と細かな凹凸が特徴的です。
リシン吹付け
リシン仕上げの中でも特に細かな石や砂の骨材を吹き付けて施工する工法のことです。
一般的にはリシンガンと呼ばれるスプレーガンを用いて外壁に吹き付けて施工します。
粒子の細かさによって表情が変わるため塗装を行う職人のセンスと技術が問われます。
掻き落としリシン
リシンを吹き付けた後に職人がブラシや剣山のような道具を使って手作業で仕上げる工法です。
職人の技術力が必要なので施工できる工務店に限りがあるので注意が必要です。
特徴的な模様と質感になるので根強いファンがいます。
掻き落としリシンでしか出せない風合いが魅力です。
リシン仕上げのお住まいの場合、新築の姿を取り戻せる
お住まいの家がリシン仕上げの場合は外壁をかつての姿に戻すことが出来ます。
両親や兄弟と過ごした場所、子どもと共に過ごした家をそのままの形で残したいという願いを叶える方法です。
今どきの新築のデザインになるのも素晴らしいことですが、お住まいがかつての姿を取り戻すことも
多くのお客様が喜んでくださる選択の一つであると覚えておいていただけたら嬉しいです。
懐かしい我が家と共に歳を重ねていきたいというお客様にはピッタリでしょう。
リシン仕上げのデザイン性は日本の家にベストマッチ
リシン仕上げのメリットは何でしょうか。
リシン仕上げが日本に急速に普及したのには気候や風土に合っているからもありますが、繊細な仕上がりも日本人の好みに合ったのではないでしょうか。
骨材によって生まれる繊細な質感は他の塗料では出せません。
デザインの自由度が高く様々なパターンに対応できる
リシン仕上げは中に含まれる骨材の粒度や塗料の量によって立体的で独特の質感を持っています。
デザイン性も高く繊細な仕上がりが人気です。
艶消しで落ち着いた風合いと質感
光沢の有無は好みが分かれるところですが、リシン仕上げは和風の建物に合う艶消しです。
艶消しが合うのはもともと日本の建材に光沢が無いものが主流だったせいもありますが、漆喰の壁に似た白い艶消しの外壁は馴染み深かったのではないでしょうか。
落ち着いた印象を与える繊細な質感は今も人気です。
日本の風土にぴったりの透湿性・通気性
リシン仕上げの外壁は呼吸する外壁といっても過言ではありません。
湿度の高い日本では透湿性がないとカビや藻の原因になります。特に水辺に近い立地では湿度の問題は深刻です。
快適な生活を送る上で通気性も忘れてはいけません。
リシン仕上げの外壁には通気性は勿論のこと、調湿性という湿気を一定に保つ性質があります。
調湿性は建物自体の寿命も伸ばすことに繋がりました。
リシン仕上げが日本にここまで定着したのは日本の風土・気候に合った特徴があるからです。
ノスタルジックな仕上がりは根強い人気
職人の手仕事による仕上がりは一つとして同じものがなく、古き良き時代を思い出させてくれます。
機械で均質な物を容易に作り出すことが可能な時代だからこそ、職人技の価値を実感出来ます。
独特の質感は根強い人気があります。
お住まいを以前の姿によみがえらせたいリフォームの需要もあります。
安価で施工しやすい
リシン仕上げは外壁塗装代がお安く済むことから選ばれることがあります。
また、施工については普及している技術のため工務店を選ばないという利点があります。
最新塗料や特殊な工法と違い、依頼できる業者の幅が広いです。
リシン仕上げのデメリットは耐久性と防汚性
どんなメリットもデメリットになることがありますし、歴史のある技術なので今の技術では解決しているデメリットが残っていることもあります。
リシン仕上げのデメリットは耐久性と防汚性が挙げられます。
耐久性が低くひび割れしやすい
耐久性には様々なベクトル、方向性がありますが、リシン仕上げの場合気を付ける必要があるのは靭性がないことです。しなやかさ、柔らかさがないため、経年劣化でひび割れが起こりやすいです。
塗料の硬さは長所であり短所だということです。
リシン仕上げに限らず、耐久性は摩擦や対候性、衝撃といった様々な側面があるので、全ての側面をフォローできる塗料はそう多くありません。
塗料はお住まいの環境に合わせて選ぶのがよいでしょう。
凹凸が多いため汚れが付きやすい
リシン仕上げの質感を思い出すとわかりやすいですが、細かな凹凸に埃や汚れが残りやすいです。
味があると言ってしまえばそれまでですが、気になる人もいるでしょう。
白い壁面を維持したい場合は定期的に洗浄を行う必要があります。
防カビ・防汚性がついていない塗料が多い
アクリル塗料を用いておりお住まいの立地によっては防カビや防汚性が不十分な場合があります。
メンテナンスが都度必要で手がかかる
ひび割れの補修や汚れを洗浄する必要があります。
構造や特性から他の外壁に比べるとややその頻度が高くなります。
リシン仕上げの欠点は塗料でばっちり補完
以前はリシン仕上げの欠点は受け入れるほかありませんでしたが、今は違います。
気になる部分を塗料で補うという選択肢があります。
リシン仕上げの美しさはそのままにデメリットだけをなくすことが出来る時代になりました。
ひび割れのしやすさは弾性塗料で補う
ひび割れが気になる場合の対応は弾性塗料で塗装することです。
弾性塗料とはその名前の通り弾性がある塗料です。
骨材はそのままに塗料を弾性塗料に変更すると仕上がりの見た目はあまり変わらず、乾いても柔らかさを保てる塗膜なのでひび割れしにくくなります。
耐久性を耐用年数が高い塗料で補う
骨材と一緒に塗る塗料を耐用年数が高い塗料にすることで外壁全体を長持ちするようにします。
塗料のグレードや用いることのできる塗料の種類がありますので外壁塗装する際に業者に確認するのがベターです。
汚れやすさは低汚染塗料で抑える
低汚染塗料はその名前の通り汚れにくい塗膜を作る塗料のことです。
この塗料を使えば、親水性の塗膜が親油性である排ガスに含まれる化学物質を寄せ付けず、もしついてしまった場合も汚れを落としやすくなります。
低汚染塗料を使うメリットは雨水が伝うだけで外壁が綺麗になることです。メンテナンスの手間も省けて一石二鳥です。
特に幹線道路の近くなど車の通りが多い道に面している場合、排ガスの影響は大きいので低汚染塗料を検討してはいかがでしょうか。
防カビ・防藻性の高い塗料で予防する
カビや藻は家が古びて見えてしまう原因です。
お住まいの価値を落としてしまいかねないので、カビや藻は防止するか、出たら塗替えるか、放置するかになります。
お住まいが水辺に近い場合や日照条件によりますが、カビや藻は一度生えるとなかなか撃退するのは難しいです。
防カビ・防藻性の高い塗料を塗ることであらかじめ生えにくい外壁にしておくのもおすすめです。
このようにお住まいの悩みごとに様々な対処法があります。
是非、施工する前に業者と相談してみると良いでしょう。
立地に合わせた塗料や施工方法について業者のアドバイスを受けられるので、悩みや困っていることがあれば申し出るのがより良い外壁塗装のコツです。
リシン仕上げを塗替える際の注意点
下塗り材を使い分けで仕上がりが変わる!
下塗り材を使い分けるだけで印象がぐっと変わりますのでご紹介します。
下塗り材とは最初に塗装する塗料です。使用することにより下地と上塗りがしっかり密着してきれいに仕上がる効果があります。
シーラー
劣化したリシン仕上げの外壁は塗料を吸い込みやすくなります。
その吸い込みを抑えて塗料が外壁表面に密着するように塗る下塗り材です。
フィラー
少し弾性があるので部屋―クラックなどの細かなひび割れを補修することが出来る下塗り材です。
クラックが目立つ場合にはこちらを使用するといいでしょう。
サーフェーサー
フィラーとシーラーの機能を兼ね備えた材料です。
塗替えの際に活躍します。
お住まいの状態に合わせて使い分けるといいでしょう。
上塗り材を選ぶポイントは機能性にあり!
デメリットや悩みに合わせて塗料を選ぶと塗料が欠点を補完してくれます。
弾性塗料
先ほども説明しましたが、ひび割れを防止する塗料です。
特に寒暖差が大きい地域は塗膜に負担がかかるので弾性塗料がオススメです。
防水性の高い塗料
カビや藻、湿気が心配なお住まいには防水性が高い塗料を塗るのが良いでしょう。
防水性はリシン仕上げの内側であるモルタル外壁を守るためにも重要です。
低汚染塗料
前述の通り、排ガスをはじめとした化学物質や汚れを防ぐことが出来ます。
低汚染塗料を塗った外壁は汚れにくく汚れが落ちやすくなります。
リシン仕上げの外壁を美しく保ちたいニーズを満たしてくれるでしょう。
このようにお住まいの状態によって選ぶべき塗料は変わってきます。
迷った時は業者に希望を伝えると良いでしょう。
ひび割れの進行と処置
リシン仕上げのお住まいに住む場合、ひびが入りやすい塗料なのでメンテナンスが必要なひび割れかどうか把握しておくことも大事です。
吹き付けリシンはひび割れが入りやすい工法
吹き付けリシンはひび割れが入りやすいことは前述の通りです。経年劣化と共にひび割れが出てきてしまうことは自然なことですが、ひび割れの程度によって必要な処置が変わってきます。
ひび割れは早期発見で補修が小規模で済みますが、気付いたら入っているという場合もあるでしょう。
どんなひび割れが緊急性の高いひび割れか、必要な処置はどのようなものか取り上げます。
ひび割れの進行具合と必要な処置について
リシン仕上げはモルタル外壁と壁の間に衝撃を吸収できるものがなく負荷が直接伝わること、モルタル自身も乾燥によって収縮することからひび割れが起きやすいです。
建物が完成後に紫外線や風雨、地震に晒されるとどうしても発生する経年劣化です。
ですので、リシン仕上げの場合、ひび割れのメンテナンスが前提となります。
ヘアークラック
これは髪の毛のように細いひび割れのことで比較的ひび割れの深さが浅いクラックです。
微細なひび割れなので塗替え工事の際にひび割れ補修をすれば問題ありません。
シーリング材で亀裂を埋める方法もあります。
構造クラック
構造に影響を及ぼす可能性が高い深刻なひび割れで地震や地盤沈下、構造上の欠陥などが原因で発生します。
すぐに専門家に見てもらう必要があります。
こちらはひび割れの幅が0.30mm以上の深いクラックを指します。補修する際はクラックの周囲をカットして接着面を広げて樹脂を充填する方法「カット工法」を用います。
幅1㎜以上のクラックは外壁表面だけでなく下地や構造部分にひび割れが及んでいる可能性があります。
もし幅が3㎜以上なら今すぐ補修が必要なレベルの進行度です。
お住まいにひび割れを見つけたら写真を撮っておくと良いでしょう。
外壁塗装を考えている場合はひび割れの写真も業者に見せると対応に漏れがありません。
まとめ
リシン仕上げはやレトロな雰囲気が和風のお住まいにぴったりの外壁です。
メンテナンスの手間も現在の技術なら以前よりかからなくなりました。
風合いが独特で非常にデザイン性が高く、欠点を補うことでデメリットを感じずに済むこともできるようになりました。
今だからこそ懐かしくノスタルジックな雰囲気を快適に味わうことが可能です。
慣れ親しんだお住まいを変わらない形で保ちたい貴方にも最適です。
リシン仕上げは賢く付き合っていきたい魅力的な外壁です。
美しく長く保つためにも付き合うコツを覚えておくと良いでしょう。
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