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さくら外壁塗装の外壁塗装コラム

外壁塗装にウレタン塗料を検討中の方は必見!特徴とメリット・デメリットをご紹介

2023年8月2日更新  2023年8月2日公開

ウレタン塗料

外壁塗装の塗り替えを検討している方は、おおよその完成イメージを持っていることと思います。また、それと同時に予算も決まっているのではないでしょうか。

なるべく安く済ませたい、耐久性よりも予算を優先させたい、劣化した際はまた外壁塗装を検討するので今は安くしたい、もうすぐ手放す予定があるのでさほどお金をかけなくてよいなど、様々な事情がある場合は、ウレタン塗料もおすすめです。

「ウレタン塗料」はコストが安いと言われていますが、その理由と、メリット・デメリット、ウレタン塗料を使った外壁塗装に向く状況などを詳しくご紹介しましょう。

 

 

ウレタン塗料ってどういう塗料?

ウレタン塗料とは、主成分にウレタン系樹脂が用いられた塗料のことです。ウレタン樹脂は樹脂の中でも柔軟性に富んでおり、密着度が高く耐候性に優れています。

また、ウレタン塗料には「油性」と「水性」、そして「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の4つの種類があります。

 

油性:希釈にシンナーなどの有機溶剤を使用するものを言い、施工中は匂いが立ちます。水性よりも耐久性・密着性に優れていますが、価格は高めの傾向があります。

水性:希釈に水を使用するものを言い、有機溶剤を少し使用する場合もありますが、臭いが比較的少なく環境や人体への影響は少ないでしょう。

水分を含んでいるので、気温や湿度の影響を受けやすく、特に凍結の恐れがある場合は使用に注意が必要です。また、耐久性については油性に比べると劣ります。

 

ウレタン塗料には、水性・油性と2種類がありますがもう少し細かく分けられており、水性にも油性にもⅠ型とⅡ型があります。

 

Ⅰ型:希釈するだけで使用できる

水性:一番安価に施工が可能。油性よりも仕上がりの美しさは劣る。

油性:油性Ⅱ型よりも安価。Ⅱ型のように硬化剤を混ぜる手間がないので施工しやすい。

 

Ⅱ型:剤と硬化剤を混ぜてから希釈して使用する

水性:水性Ⅰ型よりも耐久性に優れている。油性より匂いが弱い。

油性:最も耐久性が高く仕上がりも美しいが、価格は4種類の中でもっとも高い。

 

ウレタン塗料にはこのような種類があります。

施工する住宅のもともとの外壁材や使っていた塗料、予算、仕上がりの満足度など様々な条件を考えた上で、外壁塗装業者とよく相談しましょう。

ウレタン塗料だけでも様々な違いがありますが、もう少し詳しいメリットとデメリットをお話ししましょう。

 

 

ウレタン塗料の最大のメリットは価格の安さ

外壁を塗り足す男性

ウレタン塗料は、数ある塗料の中でも価格は低めです。予算が少なめで、あまりお金をかけられない方や、今後あまり長く使用しない住宅や建物に最適です。

 

 

ウレタン塗料のメリット① 価格が安く抑えられる

ウレタン塗料最大のメリットは価格の安さです。他の塗料と比べると安価なことに加え、耐用年数もさほど差がなく、環境によっては7年から8年は塗り替えの必要はありません。

シリコン塗料やフッ素塗料に比べて、価格を抑えられるでしょう。

 

 

ウレタン塗料のメリット② 光沢があり高級感のある仕上がり

ウレタン塗料特有の光沢ある塗膜を作るため、仕上がりに高級感が出ます。また、色鮮やかな仕上がりとなるため、新築のような見栄えになるでしょう。

その一方で、マットで品のある質感を表現するには適していません。

 

 

ウレタン塗料のメリット③ 密着性と弾性が豊富なのでひび割れにくい

ウレタン塗料は非常に密着性が高く、気温や経年による外壁材の変化にもしっかりついていくことができる柔らかさのある塗料です。

ひび割れしにくいため、防水性も維持できるでしょう。

 

 

ウレタン塗料の一番のデメリットは「劣化」が目に見えること

住宅設計 費用

様々な塗料にメリット・デメリットの両方があるように、ウレタン塗料にもデメリットがあります。一番のデメリットは、紫外線に弱く劣化が目に見えることでしょう。

そのほかのデメリットもよく知っておきましょう。

 

 

ウレタン塗料のデメリット① 他の塗料に比べると耐久性が低い

ウレタン塗料はシリコン塗料やフッ素塗料に比べてみると費用に大きな差はありません。

ただし、環境やもともとの外壁素材によりますが、耐久性は若干劣り、劣化具合が目につきやすいデメリットがあります。

長期的に考えたときに塗装回数はほかの塗料よりも多くなり、結果としてウレタン塗料は費用がかさむと考えられます。

外壁塗装をする住宅環境や生活スタイル、予算になどよってはシリコン塗料やフッ素塗料の方がお得といえます。

 

 

ウレタン塗料のデメリット② 紫外線で変色しやすい

ウレタン塗料に含まれている「イソシアネート」という物質は紫外線に弱く、外壁に利用すると黄色く変色しやすいという特性があります。

昨今は技術の発展により黄変しない塗料も多くなってきましたが、施工してもらう前に外壁塗装業者に確認しましょう。

 

 

ウレタン塗料のデメリット③ 光沢保持率が低い

紫外線のダメージによって塗膜の光沢は徐々に失われていくものですが、ウレタン塗料は光沢保持率がシリコン塗料に比べ低いといわれています。

光沢のある外壁をより長持ちさせたい場合は、シリコン塗料の方が適しているでしょう。

 

 

塗料はグレードが高いほど耐久性が上がる

不動産の契約をするイメージ

外壁・屋根塗装に使われている塗料は主に4種類程度の塗料があります。

塗料によって変わる耐用年数とおおよその相場価格の違いをご紹介しましょう。

 

種類 耐用年数 塗料相場費用
(※一缶あたり)
アクリル塗料 約3~5年 約5,000~15,000円
ウレタン塗料 約5~7年 約5,000~20,000円
シリコン塗料 約7~10年 約15,000~40,000円

※耐用年数ならびに塗料相場価格は目安となります。

 

価格に比例して耐用年数も長くなりますが、塗料の素材の良さによるものです。

それぞれの塗料については、外壁塗装工事を相談する業者に実際の物件やそれぞれの塗料を使って塗装した素材を見せてもらいながら、特徴や見た目を検討しましょう。

近年では、価格が手ごろで耐久性の高いシリコン塗料が主流になってきています。

 

 

ウレタン塗料よりもシリコン塗料はコスパが良い?

現在シリコン塗料は、ウレタン塗料よりも耐久性の高さと低価格であることから、コストパフォーマンスの良い塗料として使われることが多くなっています。

 

フッ素塗料や無機塗装などシリコン塗料よりも高機能で価格の高い塗料は、施工費用が高額になり、あまり現実的ではありません。

耐久性・価格ともにバランスの良いシリコン塗料はコストパフォーマンスが良いことからほぼ主流となっています。

また、2010年代に入り「ラジカル塗料」も登場しました。シリコン塗料とフッ素塗料の中間の性能でバランスの良い塗料ですが、まだ登場して日が浅いためシリコン塗料の普及率を越えてはいません。

 

 

外壁塗装にウレタン塗料はおすすめではない?

外壁塗装0802.2

ウレタン塗料を選ぶ人の多くは、グレードがほぼ同等のシリコン塗料と迷っている方が多いかもしれません。

シリコン塗料は耐用年数・耐久性ともにウレタン塗料よりも高く、コストパフォーマンスが良いとお話してきました。

ただ、すべての現場でシリコン塗料が適しているというわけではなく、塗装箇所や目的により、シリコン塗料よりもウレタン塗料の方が適している場合もあります。

 

住宅環境・予算・塗装する箇所などに応じ、ウレタン塗料とシリコン塗料、そしてその他の様な塗料のどれが良いのか、外壁塗装専門業者に事情を話し、よく相談しましょう。

 

 

ウレタン塗料が適しているのはどんなとき?

塗装の刷毛(ブラシ)を持つ男性作業員

ウレタン塗料を使用するのに最適な状況はどのようなときなのでしょうか。具体例をご紹介しましょう。

 

 

ウレタン塗料が適しているとき① 費用を抑えたいとき

塗装を予定している住居に長く住むことを想定していない、価格を安く抑えたいといった場合、ウレタン塗料をおすすめします。

ウレタン塗料の耐用年数は約5年~7年程度なので、自身のライフプランや予算と照らし合わせ、適切な塗料であるか業者に相談してみましょう。

 

 

ウレタン塗料が適しているとき② 外壁塗装のひび割れを防ぎたいとき

ウレタン塗料のメリットの章でも触れましたが、ウレタン塗料は密着性と弾性に富んだ塗料です。

一般的にひび割れが生じやすいと言われているモルタルやコンクリートはもちろん、調湿作用で収縮・膨張を繰り返す木部の塗装はウレタン塗料が適しています。

外壁や立地などの状況に応じて適した塗料は変わるので、専門業者に点検を依頼し、適した塗料について相談しましょう。

 

 

ウレタン塗料が適しているとき③ 付帯部を塗装したいとき

ウレタン塗料は伸びやすく、細かい箇所にもしっかりと密着する性質をもっています。

雨樋、雨戸、鼻隠し、破風板、笠木、水切り板金、庇、軒天、シャッターや玄関など、

細かいパーツが多い箇所にはウレタン塗料をおすすめします。

 

ただし、外壁や屋根にはシリコン・フッ素系塗料を使用し、付帯部はウレタン塗料を用いるといった塗り分けをする場合は注意が必要です。ですが、それぞれの箇所に使う塗料は耐用年数に差があり、塗装時期に差が生じます。

細かい箇所にウレタン塗料を使用する場合は、なるべく他の部位の塗り替え時期と重なるように外壁塗装業者に相談してみましょう。

 

 

ウレタン塗料が適しているとき④ DIYなどで小物を塗装したいとき

ウレタン塗料は汚れや水分に強い塗膜が形成されることから、家具や犬小屋などDIYで作成した小物の塗装に適しています。

ただし、ウレタン塗料にはイソシアネートをはじめ、シンナーやベンジンなど体に有害な物質が含まれている場合もあるため、室外で塗料を使用するか、室内で使用する場合は必ず換気をしながら作業を行いましょう。

 

 

外壁塗装の塗料についてはライフスタイルと予算を業者と相談して決めよう

ガルバリウム鋼板

今回はウレタン塗料が適している場合についてお伝えしました。

ウレタン塗料を使用したい場合は、住環境・ライフスタイル・予算をしっかりと業者に相談し、適しているかどうかをプロの目で判断してもらいましょう。

 

近年は、シリコン塗料の人気上昇を受けて各メーカーが開発に力を入れており、日々新たな高性能シリコン塗料が登場しています。新しい塗料や使用方法については、プロに頼り納得がいくまで相談をしましょう。

 

さくら外壁塗装店では10,000件以上を超える外構工事の実績を誇り、施工はもちろんアフターフォローに至るまでしっかりと責任をもって作業を行います。

また外壁の塗装についても豊富なノウハウを有しており、徹底的なコスト管理を行うことで極限価格の提供へ挑戦しています。

お客様の外壁材やご予算に合わせた最適なプランをご提案しています。お見積もりは無料ですので、お気軽にお声がけください。

 

 

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