外壁についたコケの綺麗な落とし方は？掃除・予防方法をご紹介

外壁塗装の雑学

新築時から10年ほど経過してくると、外壁の汚れが気になってきたとご相談をいただくことがよくあります。「新築時にはあんなに綺麗だった家も、なんか薄汚れてきた…」そんな印象を抱く1つの原因が、外壁に付着したコケです！
そこで今回は「外壁に付着したコケのお掃除方法」についてご紹介します！
コケがつく原因や予防方法も合わせてご紹介するので、最後までご覧ください！

外壁にコケが付着する原因とは？

まず最初に、なぜコケが外壁に付着するのか？それは家がある場所の環境に大きく関係があります。

■日当たりの悪い家

日当たりが悪いと、外壁は常に湿った状態になってしまいコケが繁殖しやすくなります。

■風通しの悪い家

こちらも風通しが悪いと、外壁表面が乾燥しづらくコケが繁殖しやすい状況になります。

■森や林などで植物が近くに植わっている家

植物の胞子などが風で飛来し、外壁に付着することでコケが生える原因となります。

■川べりなどの湿気が多い場所

常に湿気がある状態で、コケにとって絶好の繁殖場所となります。

外壁に付着したコケを放っておくと起こる劣化症状とは？

ここでは、外壁にコケが生えた状態で放置すると、どんな劣化症状・デメリットがあるのかを紹介します。前提として、外壁のコケの付着は外壁劣化のサインです！見逃さないようにしましょう！

■外壁材や建物内部に水が浸入する

コケには、水分が含まれています。そのコケがずっと外壁に付着することで、外壁内部にどんどん水分がしみ込んでいきます。外壁内部に水分が入ってしまうことで、躯体の劣化や雨漏りの原因になり、最悪の場合リフォームが必要なケースもあります。

■コケの増殖

コケは放っておくとどんどん増殖していきます。
美観性を損なうのはもちろん、常に外壁材が湿った状態になるので建物内部への水の侵入リスクも高くなります。

外壁のコケを綺麗に落とす掃除方法とは？

では一体、どうやってメンテナンスしたら良いのでしょうか？
「なるべく安く、自分でどうにかしたい！」と思っている人も多いかと思いますので、ここではセルフメンテナンスの方法をご紹介します。

■家庭用高圧洗浄機

外壁を高圧洗浄機で洗う方法は、多くの方が一番に思いつくお掃除方法かと思います。
確かに手軽ですが、高圧洗浄機の威力で外壁材や塗膜まで破損させてしまう可能性もあります…。外壁の状況を見て使用することをおすすめします。

■コケ取り用のクリーナー

コケは水拭きではなかなか落ちないので、ホームセンターなどにあるコケ取り専用のクリーナーを使用して掃除することをおすすめします。
クリーナーをコケが付着している箇所に吹きかけ、スポンジ等で擦りましょう。こちら、たわしなどの毛先が硬いものを使うと外壁材を痛めてしまう場合がありますので、毛先が柔らかいものを使用するようしましょう。

セルフメンテナンスの方法をご紹介しましたが、自分でやる場合どうしても手の届く範囲のみになってしまい、二階部分などは足場がないので掃除することができません。
外壁全体を綺麗にしたい場合は、業者に依頼し外壁塗装も一緒に行うことをおすすめします。