
目次
ふと我が家を見上げたとき、
「なんだか外壁が黒ずんでいて汚い…」
「北側の壁に緑色のコケがびっしり生えていて恥ずかしい…」
とショックを受けたことはありませんか?
近所のお家と比べて自分の家だけが古びて見えたり、純粋に汚いと感じると「外壁って自分で掃除できるの?」「どう掃除するのが正解なの?」と思いますよね。
結論からお伝えすると、外壁の軽い汚れや発生したばかりのコケ・砂ボコリであれば、ご家庭にある中性洗剤や柔らかいスポンジを使って、自分で汚れを掃除することは可能です!
しかし、焦ってゴシゴシ擦ったり、間違った洗剤や高圧洗浄機を使ったりしてしまうと、外壁の表面を傷つけてかえって汚れが付着しやすくなったり、建物の寿命を縮めてしまったりする重大なリスクがあります。
この記事では、外壁が汚れる本当の原因はなにか、自分で安全・綺麗に汚れを落とすためのプロ直伝の掃除手順、絶対にやってはいけないNG行為まで分かりやすく徹底解説します!
外壁の汚れは気になるけどまだ外壁塗装は検討していない…という方に有力な情報が沢山詰まっていますので、最後までご覧ください!
なぜ我が家の外壁は汚い?主な汚れの種類と発生する原因
「どうしてこんなに外壁が汚れてしまうの?」とお悩みの方も多いでしょう。正直外壁は汚れる面が多いが故になかなか対処しがたい部分でもあります。
外壁に付着する汚れにはいくつかの決まったパターンがあり、それぞれ発生する原因が異なります。
敵を知り、正しい落とし方を選ぶためにも、まずはご自宅の外壁に付着している汚れの正体をチェックしてみましょう。
外壁が汚い原因①緑の汚れ(コケ・カビ・藻):日当たりの悪い北側や湿気
外壁の汚れの中で最もご相談が多いのが、緑色や黒緑色の「コケ・カビ・藻」です。
•発生しやすい場所:家の北側の外壁、隣家との隙間、風通しが悪い場所、庭木や植栽が近い場所
•発生する原因:空気を漂う胞子(微生物)が外壁に付着し、湿気と水分を得て繁殖することで発生します。
外壁は一見平らに見えますが、表面には目に見えない凹凸(意匠性デザインや凹凸模様)がたくさんあります。特に築年数が経過すると雨水が留まりやすくなり、ジメジメした環境を好むコケや藻にとって最高の繁殖場になってしまうのです。一度生えてしまうと自然に消えることはなく、放置すると根を張ってどんどん外壁表面に広がる特徴があります。
黒ずみ・黒い筋(雨だれ・排気ガス):雨水とホコリの蓄積
窓枠の下やサッシの両端、換気口の周辺からスッと黒い筋が垂れているのを見たことがありませんか?これは「雨だれ汚れ(雨筋汚れ)」と呼ばれるものです。サッシまわりだけでなく、外壁表面にも発生するお家もよく見かけますね。
•発生しやすい場所: 窓枠の下、サッシの四隅、換気口の下、庇(ひさし)の下
•発生する原因: 外壁表面に蓄積した大気中の砂ボコリ、排気ガスの油分、すす、花粉などが、雨水によって洗い流される際に一箇所に集まり、そのまま乾燥して固着することで発生します。
特に幹線道路沿いのお家や、車の交通量が多い地域では、排気ガスに含まれるカーボンや油分が混ざるため、一度つくと水洗いだけでは落ちにくい頑固な黒ずみになりやすいのが特徴です。
カビやコケ同様、結構目立つ汚れですのでよりお住まいを古びた印象にしてしまう原因です。
茶色・赤サビ・白い結晶:もらいサビやエフロレッセンス(白華現象)
コケや雨だれほど頻繁ではありませんが、外壁に茶色いシミや白い粉状の付着物が発生することがあります。
•赤サビ(もらいサビ):エアコンの室外機ラック、金属製のベランダ手すり、屋根のトタン、屋外の配管などから発生した金属のサビが、雨水とともに外壁に付着して固着したもの。
•白い結晶(エフロレッセンス/白華現象):モルタルやコンクリート外壁、レンガ、タイルの目地から、内部のカルシウム成分が雨水によって溶け出し、表面で乾燥して白い結晶となったもの。
これらの汚れは単なる外壁表面に付着した汚れではなく、金属部品の劣化や下地材の化学反応によって発生するため、一般的なお掃除では落としにくい特殊な汚れに分類されます。
【自分でできる!】外壁汚れの落とし方と正しい掃除手順
「プロの業者に頼む前に、まずは自分でできる範囲でキレイにしてみたい!」という方のために、ご自宅で安全かつ効果的に外壁の汚れを落とす具体的な方法をステップ順に解説します。
無理な力を加えずに、正しい道具と手順でお掃除することが成功の最大のカギです!
準備するもの
外壁の掃除を始める前に、まずは以下の道具を揃えましょう。多くはご自宅にあるものや、ホームセンター・100円ショップで手に入るものばかりです。
・ホース(散水ノズル付き):届く範囲の水洗いに使用します。シャワー切り替えができるものがベストです。
・柔らかい洗車用スポンジ・洗車用ブラシ:固いタワシはNG!柄が伸びるタイプがあると届きやすくて便利です。
・食器用中性洗剤(または外壁用・住宅用中性洗剤):研磨剤や漂白成分が入っていないものを選びます。
・バケツ:洗剤を水で薄めるために使用します。
・ゴム手袋・保護メガネ:水ハネや洗剤から目や手を守るために必ず着用しましょう。
・コケ除去専用スプレー(コケが酷い場合):ホームセンターで買える「外壁用コケカビ除去剤」があると劇的に落ちやすくなります。
手順①まずは水洗いで表面のホコリや砂を洗い流す
掃除を始める際、いきなりスポンジでゴシゴシ擦り始めるのは絶対にNG!
外壁の表面には、目に見えない小さな砂粒や硬いホコリが大量に付着しています。その状態で直接スポンジを当てると、砂粒がサンドペーパー(紙やすり)の役割を果たし、外壁の表面を傷だらけにしてしまうからです。外壁を傷つけると、またそこに汚れが溜まり外壁自体の耐久性を下げる可能性がありますので、注意して行いましょう。
•正しい外壁表面の洗い流し方:ホースのシャワーモードを使い、「お家の高い場所(上)」から「低い場所(下)」へ向かってたっぷりの水をかけます。
•上から下へ流すことで、浮いた砂ボコリやゴミが下へと自然に流れ落ちていきます。まずは水洗いだけで落ちる表面の軽い汚れをしっかり流し切りましょう。
手順②薄めた中性洗剤(またはコケ除去剤)で優しくこすり洗い
水洗いだけでは落ちない黒ずみや雨だれ、コケ汚れには、中性洗剤の泡を使ってアプローチします。
1.洗剤液を作る:バケツにぬるま湯(または水)を張り、食器用中性洗剤を少量垂らして、しっかりと泡立てます(薄め濃度は水10〜20に対して洗剤1程度で十分です)。
2.優しく撫でるように洗う:柄付きの柔らかい洗車スポンジに泡をたっぷり取り、外壁表面の凹凸に沿って力を入れず、撫でるように優しく擦ります。
3.コケ・カビが酷い場合:コケや藻が落ちにくい場合は、市販の「外壁用コケ除去スプレー」を直接噴射し、製品の規定時間(数分〜10分程度)放置してから、水で濡らしたスポンジで優しく洗うと効果的です。
洗剤の「泡の力」で汚れを浮かせることがポイントです。強く押し付ける必要は全くありません。
手順③洗剤が残らないようにしっかり水で洗い流す
汚れが落ちたら、最後にして最も重要なステップが「仕上げのすすぎ水洗い」です。
•ホースのシャワーを使い、外壁に残った泡や洗剤成分を上から下へ向かって、これでもかというくらい入念に洗い流してください。
•洗剤成分が外壁表面に残ったまま乾燥してしまうと、新たな変色やシミの原因になったり、洗剤のアルカリ・酸性成分が塗膜を痛めたりする原因になります。
「泡が見えなくなってから、さらにもう一周水洗いする」くらいの丁寧さで、しっかりすすぎを行いましょう。
実は危険!?自分で外壁掃除をする時に「やってはいけないNG行動」
外壁をキレイにしたい一心で、「手っ取り早く頑固な汚れを落とそう!」と自己流でお手入れをしてしまうと、取り返しのつかない悲劇を招くことがあります。
ここでは、外壁掃除でプロが「絶対にやってはいけない!」3つのNG行為を解説します。
NG①高圧洗浄機を強い圧力で外壁に直接噴射する
近年、ご家庭用の高圧洗浄機(ケルヒャーなど)をお持ちの方が増えており、「高圧洗浄で外壁を一気に汚れを洗い流せばいいのでは?」と考えて挑戦される方が非常に多いです。
しかし、家庭用高圧洗浄機を素人が外壁に直接使うのは大変危険です!
•塗膜(保護膜)を破壊してしまう:プロが行う外壁高圧洗浄は、外壁の材質や劣化状態に合わせて水圧をミリ単位で調整しています。また、塗装する前提で外壁に高圧洗浄機を使用しています。素人が強い水圧で近距離から照射すると、汚れだけでなく外壁を守っている大切な「塗装の塗膜(防水保護膜)」まで剥ぎ取ってしまいます。
•かえって汚れやすく・傷みやすくなる:表面の防水コーティングが削れた外壁は、スポンジのように水を吸いやすい状態になります。結果として、掃除した直後はキレイに見えても、数ヶ月後には以前よりも激しくコケやカビが繁殖し、水が染み込んで外壁材自体がひび割れてしまうという逆効果を生み出します。
•室内に浸入して雨漏りを起こす:外壁の目地(コーキング)や換気口、窓サッシの隙間に強い水圧を当てると、水が壁の内部へ逆流し、室内への雨漏りや構造体の腐食を引き起こす危険性があります。
高圧洗浄機はもちろん便利なので使用してもいいですが、土間コンクリートやブロック塀の掃除にとどめ、外壁への使用は避けるのが無難です。
NG②塩素系漂白剤(カビキラー等)やクレンザー(研磨剤)を使う
「カビや黒ずみが落ちないから」と言って、お風呂場やキッチンで使う強力な洗剤を外壁に使用するのはNGです。
•カビキラー・ハイターなどの塩素系漂白剤:塩素系漂白剤は非常に強力ですが、外壁に付着すると塗料を変色させたり、白い斑点状の脱色シミを作ってしまいます。また、万が一サッシなどの金属部分やアルミ部品に付着すると、激しい金属腐食(サビ)を引き起こします。周囲の植栽や芝生にかかると枯れてしまうリスクもあります。
•クレンザー・磨き粉などの研磨剤入り洗剤:研磨剤が含まれている洗剤や、メラミンスポンジ(激落ちくん等)で外壁を擦ると、表面の微細なクリア塗装やトップコートを削り落としてしまいます。擦った部分だけがツヤを失って白く曇り、凹凸が削れて二度と元に戻らなくなります。
外壁に使える洗剤は、原則として「研磨剤が入っていない中性洗剤」のみと覚えておきましょう。
NG③ハシゴや脚立を使った2階など高所のDIY掃除
2階部分の外壁や、屋根に近い高い場所の汚れが気になると、「ハシゴをかけて登って洗おう」と考えるかもしれません。しかし、高所でのDIY掃除は絶対にやめてください。
•転落事故の非常に高いリスク:普段登り慣れていないハシゴの上で、片手にホース、片手に長いブラシを持って身を乗り出す作業は極めて危険です。毎年、DIY中の転落事故によって重傷を負うニュースが後を絶ちません。
•水濡れによる足元の滑りやすさ:掃除中は水や洗剤の泡が飛び散るため、ハシゴのステップや足場が非常に滑りやすくなります。プロは安全なガッチリとした足場を組み、安全帯(命綱)を装着して作業を行います。
2階以上の高所にある汚れについては、自分での掃除は諦め、安全のためにも必ず専門業者へ相談してください。
まとめ | 落ちない外壁の汚れはプロの無料診断で原因解決を
「外壁が汚いな…」と感じたときの原因や、ご自宅で安全にできる汚れの落とし方、やってはいけないNG行為についてご紹介しました。
要点を振り返ると以下のようになります。
•軽い砂ボコリや初期のコケなら、水と中性洗剤、柔らかいスポンジで優しく落とせる!
•高圧洗浄機・カビキラー・固いタワシの使用は、外壁を傷めるので絶対NG!
•2階などの高所作業は危険なため、無理をせずプロに任せるのが鉄則!
ご自身で優しく洗ってみて落ちる程度の汚れであれば問題ありませんが、
「洗剤を使っても全く落ちない」
「家の2階部分の汚れが気になる」
「自分で掃除するのが大変そう」と感じた場合は、無理をして外壁を傷つけてしまう前に、プロの専門業者へ点検・相談してみることを強くおすすめします。
さくら外壁塗装店では、お住まいの外壁の汚れ具合や劣化状況を経験豊富なプロが確認する「無料現場調査・外壁診断」を行っております。
「うちの外壁の汚れって自分で落ちる?」「一度プロの目でキレイにする見積もりを見てみたい」という方は、ぜひお気軽に無料診断をご活用ください!理想の綺麗なお住まいを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
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