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5分でわかる！光触媒塗料を外壁塗装に使うメリットとデメリットについて

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5分でわかる！光触媒塗料を外壁塗装に使うメリットとデメリットについて

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2023年5月1日更新 2023年5月1日公開

建物を建てる際に、外壁のメンテナンスの手間が省けると言われている光触媒塗料が気になる方も多いかもしれません。

光触媒塗料は耐久性に優れているだけでなく、汚れがつきにくく美しい外観が長く保てるなどのメリットがあります。

ただ一方で全ての建物に効果を発揮するわけではないため、外壁塗装に光触媒塗料の使用を考えている方は注意が必要です。

今回の記事では光触媒塗料を使うメリット・デメリットについて、まとめてみました。

光触媒塗料は紫外線に反応して汚れを分解できる

光触媒塗料は紫外線（太陽光）に当たることで、外壁に付着したチリや排気ガスなどの汚れを分解する機能を持つ塗料です。

具体的には、光触媒塗料に含まれる酸化チタンが紫外線に当たることで酸素と水分と反応し、有機有害物質を無害化。有機有害物質を二酸化炭素と水に変化させます。

その結果、有機有害物質を無害化させ、分解された汚れは雨水で洗い流されます。

これを「セルフクリーニング機能」といい、光触媒塗料の大きな魅力のひとつです。

なお、主な成分である酸化チタンは化粧品や食品の着色料として使われており、人体への影響を心配する必要はありません。

また、従来の光触媒塗料は紫外線でしかその効果を発揮しませんでした。

しかし、技術の発達により蛍光灯などの室内灯でも効果が発揮できるようになり、今後さらに活用の幅が広がることが期待されています。

光触媒塗料のメリット

ここでは光触媒の塗料を使うメリットについてご紹介します。

・汚れにくい
・耐久性が高い
・空気清浄機能がある

汚れにくい

先に述べたように、光触媒塗料は紫外線に反応して、外壁に付着した汚れを分解します。

それに加えて、雨水が付着しやすい性質もあるため、分解した汚れを自然に洗い流すセルフクリーニング機能が十分に発揮されやすいといえるでしょう。

そのため、汚れがつきにくく、外壁の掃除が省けるのでメンテナンスが楽になります。

耐久性が高い

劣化の原因である紫外線。光触媒塗料はそれを逆に利用することで劣化を遅らせます。

一般的な塗料の耐久年数が約10年であるのに比べて、光触媒塗料は最長で約15~20年の耐久性があることからも、その耐久性の高さが伺えるでしょう。

なお、この耐久性は他の塗料と比べてもトップクラスに位置しています。

空気清浄機能がある

光触媒塗料には車の排気ガスなど空気中の汚れを除去する機能に加え、臭いを分解する防臭機能も兼ね備えています。

戸建て1軒の外壁を光触媒塗料にするだけで、テニスコート4面分の緑地が持つ空気清浄の効果を発揮できます。

環境にやさしく、エコに配慮できるのも魅力です。

また近年では、抗ウイルス・抗菌性能が発揮されることが分かり、外壁だけでなく室内の壁に使用する塗料としても需要が高まってきています。

光触媒塗装のデメリット

次に光触媒の塗料を使うデメリットを見ていきましょう。

・日陰だと光触媒の効果が発揮しづらい
・色が限られている
・ひび割れやすい
・汚れがひどい場合は落ちない
・専門性が必要であり価格も高い

日陰だと光触媒の効果が発揮しづらい

紫外線に反応して効果を発揮するため、日陰では効果が薄くなってしまいます。

日陰だからといってまったく効果がなくなるわけではありませんが、本来持つ効果の半分ほどしか発揮できないでしょう。

また、当たり前の話にはなりますが、セルフクリーニング機能は分解した汚れを雨水で洗い落とすため、雨水が流れない場所では効果を十分に果たすことができません。

色が限られている

発売されている光触媒塗料の多くは、白っぽい色をしています。

それは、主成分である酸化チタンの本来の色が白であることに起因しています。

よって、濃い色やあざやかな色を出すことが難しく、白色顔料があまり使われない濃い色の塗料は選べません。

先に濃い色を塗ったあとに光触媒塗料でコーティングもできますが、使用できる塗料が限られてしまうのが難点です。

そのため、外壁の色にこだわりたい方には向いていないかもしれません。

ひび割れやすい

光触媒塗料は、一般の塗料と比べて塗装後の塗膜が硬くなります。

そのため、表面にひび割れが生じる可能性が高く、長期間きれいに外観を保つためには定期的なメンテナンスが必要です。

光触媒塗料には耐久性が高いというメリットがある一方で、ひび割れが生じやすさから修繕費用が割高になるリスクがあることを覚えておきましょう。

汚れがひどい場合は落ちない

セルフクリーニング機能が備わっているといっても、泥や鳥の糞などの粘着性の汚れに関しては、水で洗い流す必要があります。

そのまま放置してしまうと、光触媒塗料の効果が発揮しづらくなるうえに劣化が加速する恐れがあるため注意が必要です。

専門性が必要であり価格も高い

光触媒塗料は塗装時の工程に注意する点が多く、一般的な塗装よりも施行が難しいとされます。

施工する人の技術力が必要になってくるので、仕上がりが左右されてしまう可能性があることも否めません。

ムラができてしまうと光触媒の効果が十分に発揮できないため、実績のある工務店を選ぶ必要があるでしょう。

また、工程の多さや難しさから、一般的な塗料で塗装する際と比べて割高になる傾向があります。

光触媒塗料で外壁塗装する費用の相場

先述のとおり、塗装にかかるコストは一般的な塗料と比べると高く設定されています。

まず、一般的なシリコン塗料で塗装する際、30坪の戸建てで約70~90万円の費用がかかります。

一方で光触媒塗料の場合は、同じ条件で約110~135万円と1.5倍ほどの高値です。

セルフクリーニング機能や空気清浄機能など、光触媒塗料ならではの特徴を重視するのであれば光触媒塗料を選択するのもよいかもしれません。

ただし、光触媒塗料にそこまで強いこだわりがないのであれば、プロの助言も参考にしつつ他の塗料と比較検討することをおすすめします。

光触媒塗料を検討する際の注意点

光触媒塗料にはさまざまなメリットがある一方で、主な注意点が2つ存在します。

・屋根や一部の外壁には塗装できない
・市場ニーズはあまり高くない

それぞれについて、見ていきましょう。

屋根や一部の外壁には塗装できない

現状の光触媒塗料は、屋根や一部の外壁に非対応のため使用できません。

とはいえ、屋根のみを光触媒塗料よりも極端にグレードの低い塗料で塗装すると、耐久年数に差が生じる恐れがあります。

そのため、光触媒塗料と他の塗料を組み合わせて使うときは、それぞれの性質や耐久年数について把握したうえで決めるようにしましょう。

市場ニーズはあまり高くない

光触媒塗料は高い塗装技術が求められるため、取り扱う工務店が少ないのも事実です。

光触媒塗料による塗装を依頼するにも工務店が見つかりにくいことに加え、塗装事例が少ないことから十分な情報が得られないケースも少なくありません。

光触媒塗料に強いこだわりがないのであれば、他の塗料も視野に入れて検討することをおすすめします。

まとめ

今回の記事では、光触媒塗料を外壁に使うメリットとデメリットについてお伝えしました。

光触媒塗料特有の性能を重視するのか、自身のニーズに見合う塗料を探してみてください。

光触媒塗料を取り入れるか悩む場合は、実績のある工務店でプロのアドバイスも取り入れながら検討してみましょう。

さくら外壁塗装店では10,000件以上を超える外構工事の実績を誇り、施工はもちろんのことアフターフォローに至るまでしっかりと責任をもって作業にあたっています。

また、外壁の塗装についても豊富なノウハウを有しているだけでなく、徹底的なコスト管理・効率のいい広告宣伝手法を駆使することで極限価格の提供へ挑戦しています。

さくら外壁塗装店では、お客様の外壁材に合わせた最適なプランを提案しているほか、見積もりは無料ですのでお気軽にお声がけください。

5分でわかる！光触媒塗料を外壁塗装に使うメリットとデメリットについて

光触媒塗料は紫外線に反応して汚れを分解できる