目次
皆さん、こんにちは!
「外壁の凍害」と聞いてピンときますか・・・?実は気温が低く寒い地域では、外壁が凍害するという現象が起こります。
これから寒波が到来し、積雪や凍結が起こる地域も多くなってきます。
手遅れになる前に対策してくださいね!
冬になると、気温が低くなるにつれ増えてくる外壁の「凍害」。意識をしていないと、気づいた時には大きな被害に繋がってしまう場合もあります。
そこで今回は、外壁に起きる凍害とは何か?もし起こっていた場合の対処方法をご紹介します。凍害は寒冷地域のみの現象だと思われがちですが、実は全国どこでも起こりうる可能性があります。「自分の家は大丈夫かな?」と確認しながら、是非ご覧ください!
外壁で起こる凍害って何?
外壁における凍害とは、コンクリートの内部にある水分が凍結することによって発生します。水分が凍結して氷になると、ほんの少し膨張し、コンクリートの内側から外側にかけて圧力がかかる状態になります。氷が溶けると水分の体積は元に戻り、圧力も元にもどりますが、この水分の凍結と融解を繰り返すことで、コンクリートの内部からの圧力をかける作用が繰り返され、コンクリートの劣化に繋がっていきます。
一見頑丈に見えるコンクリートですが、引っ張られる力には弱いという性質があり、内部からの圧力に対しても同様に性質的には強くありません。外壁材として一般的に使用される窯業系サイディングには、コンクリートの仲間であるセメント質を主原料としているため、同じメカニズムで凍害が起きてしまいます。
窯業系サイディングのシェア率は全国で7割以上と言われている今、寒冷地域にお住まいの方で当てはまる人は多いのが現状です。
凍害が起こるとどんな症状が見られるの?
実際に凍害が起こったらどのような症状が現れるのでしょうか。
代表的な3つの現象をご紹介します。
■ポップアウト現象
凍害の代表的な症状で、コンクリートの表面が割れ、薄い皿状に剥がれ落ちる現象のことを言います。
初期では小さな剥がれですが、進行が進むとより塗膜の大きな剥がれへと繋がっていきます。ポップアウト現象の進行状況によって、外壁自体の耐久性の劣化状況が確認できる指標となります。
■凍害による外壁のひび割れ
コンクリート内の水分が凍結・膨張した際に、ひび割れが発生する現象のことを言います。最初は小さなひび割れでも、寒くなるにつれ段々とひび割れが大きくなり、大きな欠損に繋がったという事例もあります。
■外壁の剥がれ
凍害の進行が進むと、最終的に外壁材が大きく割れたり、表面から剥がれ落ちたりしてしまいます。ここまで劣化が進むと、外壁材として十分な強度が得られず、水分が外壁内に回り込み、躯体(建物の骨組み)の損傷など建物の劣化が急激に進んでしまう状態になります。
夜など一時的にでも気温が0度を下回る地域は、凍害が起きる可能性があります。特に昼夜の気温差が大きい場合、凍結と融解が繰り返し起こりやすくなるので、凍害の発生率も高くなります。
凍害は建物のどの場所に発生しやすいの?
湿気の多い水回りや、日が当たりにくい建物北側に凍害は発生しやすくなります。具体的にはバルコニーや建物の角、台所や洗面所の水回りなどが挙げられます。
また、水切り板金や幕板、破風板、劣化が進んだコーキングの周辺も外壁内に水が浸入しやすく、そこから凍害を起こす可能性があります。
凍害が起こった時の対処方法
建物外壁に凍害が発生してしまった場合、外壁材は大なり小なり劣化が始まっています。
劣化が進行すると、外壁が剥がれ落ちるなど、大規模な破損に繋がってしまう可能性があるので、初期段階で凍害を見つけ、対処することが重要になります。凍害の初期段階で、外壁の強度も保てている場合は、外壁塗装によって対処することも可能です。しかし、お客様が凍害の症状に気づいた時には、既に外壁の劣化がかなり進んでしまっているケースも多くあります。
凍害によって外壁の劣化が進んでしまった場合の一番の対処法は「新しい外壁材に張り替える」ことです。見た目が綺麗になるというメリット以外にも、新たな外壁材を設けることで建物の防水性や耐候性がアップするので、建物の躯体への損傷リスクを減らすことができます。
既に凍害が発生している場合は、同じ窯業系サイディングへの張り替えでは無く、水を含まない金属系サイディングでのカバー工法がオススメです。カバー工法は、既存の外壁材の上から張り付けるので、張り替えよりもコストを抑え、耐久性や耐候性をアップすることができます。
凍害による劣化の確認や修繕の可否は、素人判断では難しく、このあたりは外壁のプロスタッフにお任せするのが一番です。その場合、外壁塗装のみしか受けている会社では無く、外壁塗装も外壁リフォームも対応できる会社の方が、より適切な提案が可能になります。
より詳しい外壁リフォーム方法についてはこちらのページも参考にしてくださいね!
⇒外壁リフォームの方法の種類をご紹介!
凍害かなと思ったら、さくら外壁塗装店までご連絡ください!
いかがでしたでしょうか?
最近の窯業系サイディングでは、外壁内に小さな空洞を設けるなどの方法で凍害に強い商品も開発されています。しかし、築10年が経過した建物では、凍害への耐性が少ない外壁材が使われており、実際に凍害が進んでしまっているケースも見受けられます。前述のとおり、凍害は建物の深刻な劣化に直結しかねない重要なサインです。
まだまだ冬は先ですが、だからこそ今のうちにチェックして冬の寒さに備えましょう。「うちは大丈夫かな?」と言う方は是非一度、さくら外壁塗装店にお問い合わせください。無料で現場調査をし、最適な修繕プランをお見積りさせていただきます!もちろん相談だけでも大丈夫ですので、皆様からのご連絡お待ちしております。
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