目次
国内の住宅の7~8割に採用されている外壁材「サイディング」。
築10年を過ぎたあたりから、「なんとなく劣化してきたかも…」と感じる方が増えてきます。
このブログにたどり着いたあなたも、サイディング外壁にひび割れや欠けを見つけて、「これって放置しても大丈夫?」と不安になっているのではないでしょうか?
この記事では、そんな「サイディング外壁のひび割れや劣化」が気になり始めた方向けに、
サイディング補修やサイディング塗装の必要性とタイミング、DIYで対応できるかどうか、プロに依頼した場合の費用や施工の流れまで詳しく解説します。
「うちもそろそろメンテナンスが必要かも…?」と感じている方はぜひ最後までご覧ください!
サイディングとは?特徴と種類を簡単に解説
「サイディング」とは、日本の戸建住宅で最も多く採用されている外壁材(外装仕上げ材)です。施工のしやすさ、優れたデザイン性、コストパフォーマンスの良さから、新築・リフォーム問わず人気があります。
サイディングの主な種類は窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4つ。
素材ごとに塗料や補修方法が異なるため、サイディング外壁のDIYを検討している方も、専門業者に依頼を検討している方も、ご自宅の外壁がどのタイプかを知っておくことはとても大切です。
窯業系(ようぎょうけい)サイディング
セメント質と繊維質で構成された外壁材。デザインや価格の幅が広く、国内でのシェアは約7~8割で最も一般的。ただし、定期的なメンテナンスが必須。
金属系サイディング
アルミやガルバリウム鋼板などの金属素材を使用した外壁材。軽量かつ断熱性に優れており、寒冷地や重ね張りリフォームに適している。サビへの注意が必要。
木質系サイディング
木の風合いを活かした外壁材。自然素材ならではの魅力。ただし、防火性や耐久性に課題があり、こまめなメンテナンスが求められる。
樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を使った、耐候性やメンテナンス性に優れた外壁材。アメリカやカナダで主流。日本での採用例は少なく、選べる業者が限られる。
サイディング補修・塗装が必要な症状とは?
サイディング外壁の寿命は約15~40年ですが、築年数が10年を超えると、サイディング外壁の表面やシーリング部分に少しずつ劣化が現れ始めます。
では、どのような状態になったら「サイディング補修やサイディング塗装の検討時期」といえるのでしょうか?
劣化の症状として代表的なものを、具体的にご紹介します。
目地(シーリング)の割れ・劣化
サイディングの継ぎ目にあるゴムのような部分(シーリング)が硬くなったり、細かいひび割れや痩せて隙間ができている状態は、打ち替えや補修のサインです。
浮き・反り・ひび割れ・欠け・穴あき
紫外線や雨風の影響で、サイディングボードが浮いてきたり、反ってしまうことがあります。
また、ぶつけた衝撃などで欠けや小さな穴が空いている場合も注意が必要です。
チョーキング(白い粉がつく現象)
外壁を手でこすったときに手に白い粉が手につくのは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、塗装の防水効果が切れてきているサインです。見た目に大きな異常がなくても、外壁はしっかり紫外線や雨風のダメージを受けており、サイディング塗装のタイミングが近い状態といえます。
カビ・コケ・黒ずみなどの発生
日当たりや風通しの悪い場所では、カビやコケが発生しやすくなります。
特に窯業系サイディングは防水性が塗装に依存しているため、カビやコケの発生=サイディング補修やサイディング塗装の合図ととらえることをおすすめしております。
放置は危険!サイディング外壁劣化のリスク
「ちょっとひび割れがあるけど、生活には支障ないし今すぐ直す必要はないんじゃないかな…」そう感じて様子見にしている方も少なくありません。しかし、サイディング外壁の劣化を放置してしまうと、思っている以上に深刻なトラブルに発展する可能性があります。
劣化箇所から雨水が浸入し、雨漏りや腐食につながる
ひび割れやシーリングの隙間など、小さな劣化部分でも雨水の侵入口になってしまいます。
一度水が入り込むと、外壁材の裏側や構造体の木部がじわじわと腐食し、室内の雨漏りにつながるケースも。
見た目は小さな異常でも、内部ではすでに劣化が進行していることもあるため要注意です。
張り替えが必要になり、補修よりも高額に
初期の段階であれば、シーリングの打ち替えや塗装だけで済んだはずの外壁も、劣化を放置したことでボード自体の傷みが進み、張り替えが必要になるケースがあります。
特に反りや浮きが重度になると、既存の素材を再利用できなくなるため、張り替え工事+塗装=費用が倍以上になる可能性も。
外観の劣化が進み、資産価値にも影響が出る
外壁は住宅の「顔」。あせやコケ、ひび割れなどが目立ってくると、家全体が古びた印象に見えてしまいます。「売却予定はないから見た目は気にしない」という方もいるかもしれませんが、荒れた印象の街並みや家は空き巣に狙われやすいと言われています。近隣との調和、美観の面でも外観の印象は重要な要素です。
【サイディング】補修・塗装の費用の目安
サイディング補修やサイディング塗装の費用は、劣化の程度や種類、範囲によって大きく異なります。
サイディング補修(30坪のサイディング住宅の場合)
■シーリング・コーキングの打ち替え:約8万円~
■サイディングボードの浮き・反り補修:1カ所あたり1万円~
■サイディングのひび割れ・欠け:1カ所あたり数千円~
■サイディングの穴あき補修:1カ所あたり約1~6万円~
■サイディングのカビ・コケの高圧洗浄:1㎡あたり約300~500円~
サイディング塗装(30坪のサイディング住宅の場合)
■約53万円〜程度(窯業系サイディングの場合)
※外壁の面積、外壁の劣化状態、塗料のグレード(ウレタン・シリコン・フッ素・無機塗料など)、足場や高所作業の有無で差が出ます。
※上記の参考価格には足場代(約15~20万円)が含まれるケースが多いです。
サイディング外壁の補修・塗装の一般的な工期
戸建て30坪の外壁塗装・補修であれば、工期は約2週間ほどが目安です。
天候や劣化の状態によって前後する場合がありますが、目安として把握しておくと安心です。
外壁塗装は専門性の高い工事ですが、「業者にすべてお任せ」では後悔するケースもあります。施主である私たち自身も「どんな工事が行われるのか」を理解しておくことで、納得感・安心感が大きく変わります。
また、施工後のトラブル対応や定期点検など、完了してからのフォローも業者選びの大切な判断基準。保証年数や施工不良時の対応などのアフターサービスや保証内容の確認も忘れずに行いましょう!
外壁塗装の工程と日数はこちらの記事で詳しく説明しています!
さくら外壁ブログ🌸外壁塗装の工程と工程日数
DIYで補修・塗装は可能?判断基準と注意点
ここまで読んで「思ったより費用がかかるな…」「これくらいなら自分で直せそうかも?」と感じた方もいるのではないでしょうか?
実際、サイディング補修やサイディング塗装に関するDIY商品やDIY動画は豊富にあり、DIYを検討される方も少なくありません。
ただし、DIYで対応できる劣化と、プロに任せるべき劣化には明確な違いがあります。
自己判断で補修をしたことで、かえって費用がかさんでしまった…というケースもよく耳にします。
DIYでも対応しやすい劣化とは?
■塗膜表面にわずかにできた小さなヒビ(ヘアクラック)
■外壁の角のごく小さな欠け(深さ・範囲が限られているもの)
■手の届く範囲での軽度なコケ落とし など
上記のようなケースでは、市販の補修材や塗料を使って一時的に対応できる場合もあります。
こんなときはDIYでは危険!
■高所作業が必要な場所
■ひびが深く構造体まで達していそうな場合
■ボードの浮き・反り・ぐらつきがある
■シーリングが全体的に痩せている・裂けている
■劣化が広範囲におよぶ
上記のような状態は外壁の下地や構造そのものに影響が出ている可能性が高く、見た目だけ直しても根本解決にはなりません。DIYでの対処がかえって危険・逆効果になる可能性があります。
よくあるDIYの失敗例
■表面だけパテ埋めして塗装したが、数ヶ月で剥がれてしまった
■ひび割れの範囲が思ったより広く、途中で材料が足りなくなった
■下地が傷んでいたのに気づかず施工してしまい、雨漏りに発展
表面を見ただけでは分からない深部の劣化があるかもしれません。個人の判断は危険です!
点検だけであれば無料で対応してくれる業者も多く、プロの目で診断してもらうことで安心材料にもつながります。
無理な施工を避けるためにも、迷ったらまずは点検だけでも業者に相談することをおすすめします。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
「サイディングって何?」「すぐに工事が必要なのか?」「どれくらいの費用がかかるのか?」「DIYで補修・塗装は可能なのか?」
この記事では、そうした疑問に対して、判断の目安や注意点、費用感などをできる限りわかりやすくご紹介してきました。
サイディング外壁のひび割れや欠けといった劣化は、そのまま放置すれば建物の寿命や住まいの快適性にも大きな影響を与える可能性があります。
焦って決断する必要はありませんが、大切なのは正しい情報をもとに、今の状態を把握すること。
気になり始めた今が、最小限でサイディング補修やサイディング塗装を済ませるチャンスと言えます!
さくら外壁塗装店では、無料で現場調査とお見積りの作成を承っております。
相談だけでもOK!「見てもらうだけでも安心できた」というお声も多くいただいています。全国対応可能ですので、不安がある方は、まずは無料の現場調査や点検を活用してみてください!
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