外壁塗装は梅雨時期や雨の日でもできる？作業の可否と注意点を解説！

こんにちは。いよいよ本格的な梅雨が始まりました。しとしと降る雨は風情がありますが、あまり続くと少し憂鬱な気分になってしまいますね。
さくら外壁塗装店の本社がある兵庫県神戸市では、雨が降らない日でもムシムシと蒸し暑い日が続いております…。

梅雨時期といえば、「外壁塗装って雨の日でもできるの？」というご質問をよくいただきます。

結論から言うと、梅雨の時期でも外壁塗装は可能です。ただし、雨が降っている日は塗装作業ができません。
晴れ間をうまく活かしながら、天候に合わせて工事を進めていく形になります。
実際、さくら外壁塗装店でも梅雨の時期に複数の現場が進行中です。
職人が天候を見極めながら、安全に配慮しつつ品質を担保した塗装ができるスケジュールで施工を行っています！

この記事では、雨や小雨の日に塗装ができない理由、判断のポイント、そして梅雨時期に外壁塗装を依頼する際の注意点をまとめました。
「梅雨時期だけど、外壁塗装を頼んでも大丈夫かな？」と迷っている方の参考になれば幸いです。

どうして雨の日は外壁塗装ができないのか

雨の日に外壁塗装ができない主な理由は大きく分けて3つ。

➀塗料が雨で流され、綺麗に仕上がらない
➁塗料が雨で薄まり、耐候性など本来の機能が発揮できなくなる
➂塗料が乾燥しにくく、乾燥しないうちに重ね塗りをすると後々に塗膜がはがれるなどの不具合が起きてしまう

実際、塗料の見本帳の注意事項にも次のような注意書きがあります。

「屋外の塗装で降雨、降雪の恐れがある場合、および強風時は塗装を避けてください」

また、見本帳にはもう１つ気になる文言が！

「塗装場所の気温が5℃未満、もしくは湿度85％以上である場合は、塗装は避けてください」

梅雨時期がムシムシして不快なのは、その湿度のせいですよね。
湿度が高いと塗料が乾きにくくなり、塗膜の密着不良やムラの原因になります。つまり、上記③の「乾燥しにくい状態」がまさに雨天時に当てはまるわけです。

雨や小雨でもできる作業はある？

では、「雨の日はまったく作業ができないのか？」というと、そうではありません。
塗料を使わない工程であれば、小雨でも進められる作業もあります。

◆雨でもできる工程

以下は塗料を扱わない作業のため、多少の雨でも支障なく進められることがあります。

・高圧洗浄（外壁の汚れや古い塗膜を洗い流す作業）
・養生（窓やドア・床などをビニールで覆う準備作業）
・足場の設置・解体など、塗装以外の工程
・清掃や片付けなど、屋外作業の一部

ただし、安全面や周囲の状況、工事の順番に応じて判断するため、雨でも必ず作業が進められるというわけではありません。天候を見ながら柔軟に対応するのが基本です。

◆雨だとできない工程

一方で、以下のように塗料を扱う工程は雨量にかかわらず行えません。

・下塗り、中塗り、上塗りなどの塗装作業
・シーリング（防水処理）の施工
・外壁補修で塗料や接着剤を使う作業

わずかな雨でも塗膜に水分が混ざると、ムラ・剥がれ・気泡などの不具合が起きる恐れがあるためです。

また、梅雨時期は見た目が小雨でも湿度が高く、乾燥しにくい環境です。
そのため、職人は「できる工程」と「見送るべき工程」をその日の天候で慎重に判断しています。

「じゃあ急な雨が降ってきた場合はどうするの？」と心配になってきますよね。

信頼できる業者であれば、

・雨が降りそうな日は無理に作業を行わない
・急な雨に備えてしっかりと養生・カバーを行い、塗装面が雨にさらされないよう配慮する

といった対応を徹底しています。

逆に、雨でも強行して塗装を続けたり、養生を十分にしない業者は注意が必要。仕上がりの品質だけでなく、塗料の耐久性にも悪影響を与えてしまう恐れがあります。
外壁塗装業者を選ぶ際は、万が一の雨にどのように対応してくれるのかを事前に確認しておくと安心です！

▼外壁塗装業者の見極めが不安な方はこちらをご覧ください！
【外壁塗装のプロが解説】トラブルを防ぐ業者選び5つのポイント

梅雨時期に外壁塗装をする際の注意点

「梅雨でも外壁塗装はできる」と分かったところで、注意点をチェックしておきましょう。

◆工期が延びやすい

雨の日は作業が延期になるため、通常より工期が長くなる傾向があります。

◆乾燥時間の確保が重要

湿度が高く塗料が乾きにくいため、職人の判断で工程を調整する必要があります。

◆スケジュールに余裕をもって依頼する

「◯日までに完成したい」と決まっている場合は、早めの相談がおすすめです。
通常は2週間ほどで完了する外壁塗装ですが、雨が続くと3週間前後かかることもあります。なるべく早く塗装工事を終わらせたいとお考えの方は、梅雨時期の依頼は避けた方が良いでしょう。

◆天候に柔軟に対応してくれる業者を選ぶ

無理な作業をせず、天候や湿度を見極めて進めてくれる業者を選びましょう。

◆梅雨明けの時期を狙うのもおすすめ

7月上旬〜中旬は晴れの日が増え、工事がスムーズに進む傾向があります。
ただし、ベストシーズンは非常に人気が高く、希望の日程で工事を組めないケースも珍しくありません。
そのため、梅雨の間に相談だけでも進めておくと、

・日程の確保がしやすい
・見積もりや現地調査を余裕をもって進められる
・梅雨明けすぐに着工できる
・「秋に塗装したい」と考えている方も、じっくり準備を進められる

といったメリットがあります。
「梅雨が終わってから相談しよう」と後回しにするよりも、梅雨時期にスタートしておくほうが、ベストシーズンに余裕をもって動けるためおすすめです！

ちなみに、外壁塗装のベストシーズンは春と秋と言われています。
冬は気温が5℃未満になると塗装ができなくなってしまいますので、寒冷地にお住まいの方は秋までに工事を終わらせることが推奨されます。
ご自身のお住まいの地域が、いつまでが適正な塗装時期なのか分からない場合は、一度さくら外壁塗装店までお問い合わせくださいませ！

▼秋に外壁塗装を検討している方はこちらの記事もぜひ参考にしてください！
【外壁塗装は秋がおすすめ！】9月・10月・11月どの月が正解？注意点やスケジュールも解説！

雨で工期が延びたら追加料金は発生する？

「雨で工期が延びてしまった場合に追加料金がかかるのでは？」という点も不安になりますよね。
結論から言うと、さくら外壁塗装では天候による工期の延長で追加料金が発生することはありません。（ほとんどの塗装会社でも同様で、雨天による延期で追加費用がかかることは基本的にありません。）
追加料金が発生するのは、あくまでお客様のご希望で見積もり以外の工事を追加発注された場合のみ
です。そのため、「雨による工事延長の追加料金」を心配する必要はありません。

もしも梅雨時期に雨漏りに気づいた場合、そのまま放置してしまうと、梅雨明けには状態がさらに悪化している可能性もあります。外壁や屋根の塗装は、必要な時期にしっかり実施するのが一番です。
病気も早期発見・早期治療が大切なように、家の外壁も早めの対処が長持ちにつながります。「まだ大丈夫かな」と思わず、気になる点があれば早めに専門店に相談してみてくださいね。